皮脂量が多く、テカリやベタつきが気になるオイリー肌(脂性肌)。
メイク崩れしやすいので、毎日気が滅入りますよね…。
ただオイリー肌の方は正しいケアを知っておかないと、いっこうに皮脂量が減りません。
むしろ悪化して、肌トラブルを招くリスクも…。
そこで今回は、脂性肌を解消するスキンケア方法や生活習慣のポイントを解説。
皮脂の原因にアプローチして、サラサラ素肌を手に入れていきましょう◎
【この記事でわかること】
- 脂性肌とは?原因と混合肌などとの違い
- オイリー肌改善の正しいスキンケア方法
- 生活習慣・食生活の見直しも大切!スキンケア以外の皮脂対策
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脂性肌とは?ニキビや吹き出物ができやすい…。
そもそも脂性肌(オイリー肌)とは、皮脂が過剰分泌している肌質のこと。
季節問わず顔がテカったり、ベタついている方は要注意。
- 顔の部分問わず吹き出物ができやすい
- 寝起きにTゾーンだけ汗をかいたようにテカる
- 顔の毛穴が開いている
といった方も、脂性肌である可能性が高いです。
脂性肌は生活習慣や間違ったスキンケアで、皮脂の分泌量が多くなっています。
Tゾーンだけでなく頬などにもニキビや吹き出物ができやすいのが特徴です。
【オイリー肌になる原因6つ】身近な習慣で皮脂が増える
オイリー肌は次のような習慣が原因。
- ホルモンバランスの変化
- 寝不足といった生活習慣の乱れ
- ストレス
- ビタミン不足
- 何度も入念に洗顔をしている
- 洗顔後に保湿を怠っている
など
特にホルモンバランスの変化で皮脂分泌が活性化する、30代は要注意。
寝不足やストレスといった生活習慣も、ホルモンバランスが乱れる要因です。
※参考:マイナビウーマン
また皮脂を洗い流すためにゴシゴシ洗顔しがちですが、洗顔のしすぎは逆効果。
皮脂が減ることで、乾燥を防ぐために余計に皮脂を分泌するだけですよ。
オイリー肌の改善は余計な皮脂を落とすとともに、皮脂量を減らすスキンケアも欠かせません。
オイリー肌と「混合肌・インナードライ」との違い
「脂性肌の特徴とすこしズレている」
「洗顔はやさしく1回しかしてない」
このような方は、混合肌・インナードライかもしれません!
肌タイプ | 特徴 |
---|---|
脂性肌 (オイリー肌) | 肌に弾力はあるが、脂っぽくベタつく。 毛穴開きや黒ずみが目立つ。 |
混合肌 | Tゾーンだけが皮脂でベタつく。 頬・口のUゾーンは乾燥でゴワついている。 |
インナードライ | 皮膚の内部が乾燥している状態。 水分を守るために皮脂が多くなっている。 |
この2つは脂性肌とそっくりな肌質で、オイリー肌と思い込んでいるケースも少なくありません。
「ベタつくのはTゾーン・Uゾーンは乾燥気味」という方は、混合肌の可能性が高いです。
また肌が突っ張ってるのに、ところどころ皮脂が多いのはインナードライかも。
それぞれ改善方法が違うので、上記症状に心当たりがある方は下記ページも参考にしてください。
▼混合肌の原因や改善方法
▼インナードライの原因や改善方法
オイリー肌改善の正しいスキンケア方法
脂性肌を改善していくには、次のスキンケアを意識することが大切。
- 余分な皮脂だけを落とす洗浄力の洗顔料・クレンジング剤をつかう
- 徹底した保湿で皮脂バランスを整える
洗顔で適度に皮脂を洗い落としつつ、皮脂分泌を抑えるケアアイテムを取り入れていきましょう。
【クレンジング・洗顔】余分な皮脂だけを落とす洗浄力がポイント
脂性肌の方は、洗浄力の強すぎないクレンジング・洗顔料を選ぶのが重要です。
顔が脂っぽいと、「洗顔やクレンジングを入念にしなきゃ!」と思いがち。
しかし皮脂を洗い落としすぎると、乾燥しないように肌は余計に油分を出してしまいます。
以下のようなタイプだと洗浄力が強すぎるので、毎日の洗顔にはおすすめしません。
- スクラブ入りのもの
- オイル系のもの
- 石油系の界面活性剤が入っているもの
クレンジング・洗顔料は、あくまでも余計な皮脂だけを落とすことがポイント。
洗顔料なら泡立ちがいい石鹸タイプ、クレンジング剤なら洗浄力がほどよいジェルタイプがおすすめ◎
「洗浄力が高いものを使っているな」という方は、洗顔料・クレンジング剤を見直してみましょう!
▼クレンジング剤のタイプごとの特徴は下記ページで解説しています。
【化粧水・乳液】徹底した保湿で皮脂バランスを整える
脂性肌こそ保湿ケアを徹底するのが重要です。
実際に“オイリー肌こそ保湿ケア!”と、皮膚科でもオイリー肌の方に保湿が推奨されています。
※参考:相澤皮フ科クリニック ニキビ研究所
オイリー肌改善には、皮脂分泌を抑える美容成分や肌の保水力を高める保湿成分がおすすめ。
✔︎皮脂の分泌を抑える美容成分
※青文字をタップすると美容成分の詳細が見れます。
✔︎保水力の高い保湿成分
※青文字をタップすると美容成分の詳細が見れます。
「化粧水で皮脂分泌を抑える・乳液で保湿する」と、使い分けるといいでしょう。
乳液は油分の配合量がすくないものを選ぶとベタつきにくいですよ◎
皮脂が減って肌がうるおってくれば、次第に適切な皮脂バランスに整ってくるはずです。
生活習慣や食事の見直しもオイリー肌対策に欠かせない!
上述したとおり、栄養不足や睡眠不足もオイリー肌の原因。
スキンケアとあわせて、最低限この習慣だけでも見直してみてください。
- 食べ物・サプリでビタミンB群を摂る
- 6時間以上の睡眠や室内の加湿を心がける
①食べ物・サプリでビタミンB群を摂る
ビタミンB群たっぷりの食事やサプリの摂取は、オイリー肌改善に効果的!
ビタミンB群には脂質の代謝を活発にして、皮脂の分泌を適性に保つ働きがあります。
(出典:東京アクネクリニック ニキビ研究室)
具体的には次の2つのビタミンBを摂ってください。
ビタミンB2:皮脂の分泌を抑える
▼多く含む食材
- まいたけ
- レバー
- 卵
- たらこ
- 納豆
- アーモンド
ビタミンB6:肌のターンオーバーを促す
▼多く含む食材
- バナナ
- 鶏ささみ
- にんにく
- サケ
- さんままぐろ
スーパーやコンビニで手軽に手に入る食材ばかりですね。
積極的に口にして、カラダの内側から脂性肌にアプローチしていきましょう◎
②6時間以上の睡眠や室内の加湿を心がける
オイリー肌を少しでも早く改善するなら、ストレスを溜めない生活習慣も大切。
特に22時までに布団に入り、6時間以上は睡眠をとるよう意識してください!
ストレスを解消する「成長ホルモン」がもっとも分泌れるのが、22時〜午前2時の間。
※参考:小白川至誠堂病院
そしてストレスや疲れの回復には、6時間以上の睡眠が必要です。
十分な睡眠をとることでホルモンバランスが整い、皮脂量が整ってきます。
また乾燥による肌ストレスを抑えるためにも、適度に部屋を加湿しておきましょう。
エアコンは乾燥の大きな原因なので、効かせすぎないよう注意してください。
オイリー肌改善に関する3つのQ&A
最後にオイリー肌の方が気になる3つの疑問にお答えしていきます。
- オイリー肌の時は化粧下地は何を使えばいい?
- 男性の脂性肌は何が原因?
- 脂性肌が改善すれば毛穴開きも治る?
脂性肌のときはベースメイクを工夫することで、化粧持ちがよくなります。
また男性のオイリー肌の原因や、毛穴開きについても詳しくみていきましょう。
Q1.オイリー肌の時は化粧下地は何を使えばいい?
皮脂が多い方は、「皮脂くずれを防ぐ成分」が配合された化粧下地がおすすめ。
- トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸
- フルオロ変性シリコーンレジン
- パーフルオロアルキル(C4-14)エトキシジメチコン
これらの成分には、メイクの油分を弾く性質があります。
化粧持ちがよく、自然な仕上がりをキープしてくれるんですよ◎
ちょっと難しい成分名ですが、コスメの成分表に記載されているのでチェックしてみてください。
Q2.男性の脂性肌は何が原因?
そもそも男性は、「男性ホルモン」が多く脂性肌になりやすい傾向があります。
男性ホルモンは、皮脂分泌を促すはたらきがあり、女性よりも皮脂が多くなりがちです。
さらに、筋トレのやりすぎで男性ホルモンの分泌が活発になってしまうので要注意。
筋トレ中は、ビタミンBや亜鉛を意識して摂取するといいでしょう。
もちろん男性も、適度な洗顔と保湿ケアで必ずスキンケアしてくださいね。
Q3.脂性肌が改善すれば毛穴開きも治る?
オイリー肌が改善すれば、毛穴開きが目立ちにくくなる効果も期待できます。
というのも脂性肌で毛穴が目立つのは、毛穴の奥にある皮脂腺が大きくなることが原因。
正しいスキンケアで皮脂量を抑えられれば皮脂腺も元に戻るので、毛穴も閉じやすくなります◎
一方で、ニキビなどの炎症で毛穴が開いている場合は別のケアが必要。
毛穴によるデコボコ肌の改善方法は、下記ページで解説しているので参考にしてください。
脂性肌の方のなかには、間違ったスキンケアをしている方も多いです。
皮脂を根こそぎ落とすのではなく、石鹸やジェルタイプのクレンジング剤で不要な皮脂だけを洗い落としましょう。
もちろんオイリー肌の方も、必ず保湿ケアをしてくださいね。
化粧水などを見直せば、あなた本来の肌質を取り戻せるはずですよ◎
ニキビができやすいオイリー肌の方は、下記ページもあわせて一読してみてください。
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