じわじわと女性から支持を集めている“美容用オリーブオイル”。
元々は食用のイメージが強いだけに、「どんな効果があるの?」「どうやって使うの?」と疑問が絶えません。
そこで今回は、肌用オリーブオイルの美容効果とその使い方、副作用について解説します。
毛穴詰まりに悩んでる人や肌の老化が気になり始めた人は、オリーブオイルでのスキンケアが最適◎
当記事でオリーブオイルのスキンケア効果を知れば、一度試したくなること間違いなしです!
【この記事でわかること】
- オリーブオイルは毛穴汚れ・乾燥こじわの解消や、エイジングケアに最適
- オリーブオイルはクレンジング~保湿ケアまでマルチに活用できる
- 合わない人もいる!オリーブオイルを安全に使うための注意点
Contents
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【オリーブオイルの美容効果3つ】角栓除去や抗酸化作用で美肌に導く
オリーブオイルを肌に塗ることで、3つのスキンケア効果を実感できます。
- 皮脂と混ざって角栓・毛穴汚れを除去する
- 保湿作用でくすみや乾燥こじわを改善
- 3つの抗酸化物質が老化を防ぐ
毛穴汚れの除去や保湿作用で、透明感と弾力のあるつるんっとした素肌を取り戻せます。
さらに強力な抗酸化作用もあるので、若々しい状態をキープできる優れたアイテムなんですね。
①皮脂と混ざって角栓・毛穴汚れを除去する
オリーブオイルを肌に塗ることで、毛穴汚れを落として角栓を解消できます。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸という成分は、皮脂にも含まれている成分。
脂肪酸の組成の構成については個人差が非常に大きいが、その中でパルミチン酸、パルミトレン酸、オレイン酸が比較的多く、それら3種の脂肪酸で全脂肪酸中の約60%を占める.
(出典:日本化粧品技術者会)
皮脂との馴染みがよく、毛穴に詰まった皮脂と混ざり合ってごっそり落とせるというわけです。
通常の洗顔では落としきれない毛穴の黒いブツブツも、オリーブオイルならさっぱり洗い流せますよ◎
②保湿作用でくすみや乾燥こじわを改善
オリーブオイルは、乾燥によるくすみやこじわの改善にも効果的。
実はオリーブオイルには、高い保湿作用のある成分が3つも含まれています。
- オレイン酸
- スクワレン
- リノール酸
上記の成分が肌を潤すというよりは、肌の水分をキープするイメージです。
オリーブオイルは肌に馴染みやすいので、すーっと馴染んで肌の潤いを保ってくれる効果があります。
水分バランスが整うことで、ターンオーバーの周期を正常に整えるサポート。
古い角質が排出されるので、くすみや乾燥小じわ解消して弾力のある素肌を導いてくれるというワケです。
(参考:ターンオーバーと美白の関係性とは?今すぐできる肌の生まれ変わりを助ける方法)
③3つの抗酸化物質が老化を防ぐ
オリーブオイルには、抗酸化作用による肌の老化防止も期待できます。
「オリーブの葉に強い抗酸化性がある」ということも、すでに研究されているほどです。
※参考:オリーブ葉エキス含有食品の抗酸化性、血糖値低減およびAGEs生成抑制効果
そもそも肌が老化するのは、活性酸素によって細胞などの活動が衰えるから。
金属が錆びるように、体にシワやシミがあらわれてしまうんですね。
いわゆる肌の酸化を止めてくれるのが、抗酸化物質。
オリーブオイルには下記のような抗酸化物質が含まれ、老化防止に効果的というワケです。
- ビタミンE
- ポリフェノール
- クロロフィル
またこれらの成分は互いに助けあう性質があるのも、”オリーブオイルがエイジングケア”に優れていると言われる理由。
オリーブオイルをスキンケアに活用して、周りが羨む若々しい素肌をキープしていきましょう。
(参考:活性酸素とは?肌への影響と対策方法をドコよりもわかりやすく解説します!)
【オリーブオイルの使い方】メイク落としからスキンケアまで
オリーブオイルは、メイク落としから保湿ケアまでできる万能アイテム。
- クレンジングでのメイク落とし
- ブースター・保湿スキンケア
このようにスキンケアにマルチに活用できることも、オリーブオイルが支持を集めている理由です。
《クレンジング》オリーブオイルが毛穴までスッキリ洗浄
オリーブオイルをクレンジングに応用することで、毛穴につまった皮脂や汚れも落とせます。
- 大さじ1ほどのオリーブオイルを手のひらに垂らす
- 手で温める
- 人差し指・中指・薬指で円を描くように肌に馴染ませる
- コットンやティッシュなどで優しく拭き取る
- いつも通り洗顔する
目元などのポイントメイクを落とすなら、水で湿らせたコットンにオリーブオイルを馴染ませてやさしく拭き取りましょう。
「オイルのベタつきが気になる」
このような方は、蒸しタオルを用意してください。
オリーブオイルを肌に馴染ませた後、蒸しタオルを10秒ほど乗せると拭き取りやすくなりますよ。
《保湿クリーム》化粧水後に塗ることでブースター効果も発揮
オリーブオイルを保湿クリーム代わりに使うのもベター。
「最後に蓋をするイメージ」で、化粧水などの後に塗りましょう。
- 洗顔
- 化粧水、乳液
- オリーブオイル
またオリーブオイルは肌に浸透しやすいので、化粧水や乳液のブースターにもなるんです!
化粧水や乳液の美容成分を奥の奥まで浸透させて、美容効果をグッと引き上げてくれます。
オリーブオイルに副作用はある?脂性肌・アレルギー体質の人は注意!
スキンケア用のオリーブオイルを使っていれば、基本的には大きな副作用はありません。
植物性のオイルで安全性が高く、アトピー性皮膚炎の治療薬に使われる(※)ほどです。
※参考:小川内科胃腸科
ただし次に該当する人は注意してください。
- 脂性肌の人
- アレルギー体質の人
- 赤ちゃん
オイリー肌の人はオリーブオイルを塗ると油脂量が増えて、毛穴が詰まりでニキビができやすくなります。
オリーブオイルは植物性オイルのため、アレルギー体質の方は医師と相談してから使うのが賢明です。
また赤ちゃんは肌がデリケートなので、オリーブオイルが刺激になりかねません。
赤ちゃんには使用せず、専用のベビーオイルを選びましょう。
安全に使うために!オリーブオイルを美容で使う時の注意点3つ
オリーブオイルを安全にスキンケアに使うためにも、次の注意点は確認しておいてください。
- 食用オリーブオイルをスキンケアに使わない
- 炎症したニキビがあるときは使用を控える
- 正しい保管方法・使用期限で酸化を避ける
オリーブオイルは美容用を使い、ひどいニキビの時の使用はNG。
またデリケートな一面もあるので、正しい場所での保管を心がけましょう。
①食用オリーブオイルをスキンケアに使わない
食用のオリーブオイルはスキンケアに使わないようにしてください。
食用と美容用のオリーブオイルの違いは、下記の通り。
- 食用:味や香りをよくするために果肉や繊維が含まれている
- 美容用:精製度を高め不純物を取り除いている
スキンケア用は、肌に浸透しやすいように精製度が高められています。
逆に食用は、味や香りをよくするための不純物が多いんですね。
肌に塗るための商品ではないので、不純物によって肌荒れを引き起こしかねません。
安全にオリーブオイルを使うためにも、スキンケア用を選ぶようにしましょう。
②炎症したニキビがあるときは使用を控える
ニキビが炎症を起こしている・化膿しているときはオリーブオイルを塗らないようにしてください。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸は皮脂に馴染みやすいものの、同時にニキビを誘発しやすいからです。
オレイン酸がニキビの原因であるアクネ菌のエサになりかねないんですね。
まずはニキビを治すことを優先してください。
③正しい保管方法・使用期限で酸化を避ける
保管方法や使用期限を守って酸化を避けるのも、オリーブオイルを正しく使う必須事項。
以下のポイントを押さえて保管してください。
- 日当たりのいい場所を避ける
- 高温多湿を避ける
- 冷蔵庫ではなく冷暗室へ
- 開封後は6ヶ月以内に使い切る
オリーブオイルは酸化しにくいオイルではありますが、直射日光や高温多湿で酸化が進んでしまいます。
冷蔵庫の方が鮮度を保てそうですが、冷蔵すると白く濁ったり固まったりする原因に…。
日が当たらない冷暗所がおすすめです。
また空気に触れても劣化が進むので、6ヶ月以内を目安に使い切りましょう。
※使用期限は商品によって異なります。
スキンケア用のオリーブオイルなら、油焼けの心配はありません。
油焼けは、不純物が紫外線で酸化することで引き起こるもの。
スキンケア用のオリーブオイルは不純物が少ないので、油焼けしにくいというわけです。
オリーブオイルは料理だけでなく、美容にも応用できる万能オイルでした。
- 皮脂と混ざって角栓・毛穴汚れを除去する
- 保湿作用でくすみや乾燥こじわを改善
- 3つの抗酸化物質が老化を防ぐ
クレンジング代わり・保湿クリームの代わりに使うことで、角栓の除去・保湿効果でキメの整った素肌に導いてくれます。
また強力な抗酸化作用で、年齢よりも若い肌年齢をキープできるはずです。
これからどんどん注目が集まる美容用オリーブオイル、今のうちから試してみてください。
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