【医師監修】日焼け肌にハイドロキノンって使えるの?効果的な使い方&UV対策まとめ

【医師監修】日焼け肌にハイドロキノンって使えるの?効果的な使い方&UV対策まとめ

「うっかり日焼けしちゃった肌って、ハイドロキノンで元に戻せる?」

美白ケアに頼もしいハイドロキノンは、日焼けしてしまった肌を元に戻す効果も期待できる成分。
本記事では、日焼け肌にハイドロキノンを使うときの注意点について解説していきます。

ハイドロキノンをかしこく使って、日焼けによる黒ずみやくすみを改善していきましょう。

【この記事の監修医師】

表参道美容皮膚科原宿本院 三宅真紀副院長

表参道皮膚科医 原宿本院 副院長
三宅 真紀 先生

2005年 関西医科大学医学部卒業、都内総合病院勤務(内科・皮膚科)
2007年 シロノクリニック横浜院院長に就任
2015年 表参道美容皮膚科 副院長に就任

レーザー治療・アンチエイチング治療のエキスパートで、4万例以上の美容皮膚科治療実績アリ。
テレビ・雑誌などのメディア出演、有名化粧品の開発など、幅広い分野で活躍中。

一人ひとりの悩みにアプローチする、丁寧で細やかなカウンセリングが厚く支持されています。

表参道美容皮膚科 原宿本院

所属学会・認定医など】

その他、サーマクール認定医

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日焼けの状態によってはハイドロキノンの使用NG

単なる日焼けとあなどることなかれ、日焼けはれっきとした“やけど”です。
ハイドロキノンは肌への刺激が強い美白成分なので、日焼けの状態によってはハイドロキノンを使えません。

✔ハイドロキノンの使用NGな状態

  1. 【使用×】肌に赤みがある場合
  2. 【使用×】かゆみ・ヒリつきがある場合
  3. 【使用×】皮剥けが起こっている場合

※上記3つに当てはまらない方は、ハイドロキノンの日焼け改善効果の解説までスクロールしてください。

まずはハイドロキノンが使えない肌をしっかりチェックして、トラブルを未然に防ぎましょう。

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日焼け後は“72時間以内”にアフターケア必須!赤み・かゆみを解消する対策手順

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2020年5月27日

【使用×】肌に赤みがある場合

ハイドロキノンの使用✖ 肌に赤みがある場合 まずは患部を冷やし、赤みを抑えること

肌に赤みがある場合、ハイドロキノンを使用してはいけません。

紫外線に当たって、一番最初にやってくるのが肌の赤み。
美白材でケアするより、まずは以下の方法で赤みを抑えることが重要です。

  • 冷たいシャワーを浴びる
  • 濡れタオルで冷やす
  • 保冷剤を包んだタオルで冷やす

肌への刺激になるので、氷を直接あてることはやめてください。

赤みが引いたら、肌に優しいクリームを使い肌をしっかり保護してください。
赤みが続く場合は、市販の炎症を抑える薬用クリーム消炎鎮痛薬を使って炎症を抑えましょう。

また赤みが治まらない方は、素人判断せずに医療機関を受診してくださいね。

【使用×】かゆみ・ヒリつきがある場合

ハイドロキノンの使用✖ かゆみ・ヒリつきがある場合 炎症を抑えるクリームや、消炎鎮痛薬を使うこと

肌にかゆみ・ヒリつきがある場合は、ハイドロキノンを使用してはいけません。
かゆみ・ヒリつきは、紫外線に当たった後日などに遅れて現れる炎症です。

かゆいからと言って掻き壊したりすると、炎症が悪化するので抑えてください。
市販の炎症を抑える薬用クリームや、消炎鎮痛薬を使って炎症を抑えましょう。

炎症が収まらない場合や、湿疹・水ぶくれが起こっている場合は、素人判断せず医療機関で見てもらってください。

【使用×】皮剥けが起こっている場合

ハイドロキノンの使用△ 皮剥けが起こっている場合 かゆみ・ヒリつきがない場合はハイドロキノン使用◯

肌に皮剥けが起こっている場合は、ハイドロキノンの使用を中止してください。
たとえかゆみ・ひりつきがない場合も、皮剥けの肌にハイドロキノンを塗るのはNGです。

皮剥け中は肌が敏感なので、かゆみや炎症といったハイドロキノンの副作用が出やすい状態。

またダメージを受けた肌が再生されかけている状態で、角質の厚さも不均一です。
美白効果が一定にならず、白抜けのような色むらが出ることも…。

皮剥けの間は、しっかりと保湿ケアに専念しましょう。

ハイドロキノンを使用するなら、皮剥けが治まった後
ただしヒリヒリとした痛みや赤みが出る場合は、ハイドロキノンの使用をすぐに中止してくださいね。

ハイドロキノンの日焼け改善効果とは?日焼けの程度ごとに適切な濃度も紹介

ハイドロキノンに期待できる効果 メラニンを無色化 メラニンを作らせない 日に焼けてしまった肌を薄色に戻す◎

ハイドロキノンは、日に焼けてしまった肌を薄色に戻す効果が期待できます。
そもそも肌が日に焼けるのは、紫外線から肌を守るために肌内部のメラノサイトが活性化してメラニンを生成するから。

ハイドロキノンはメラニンを無色化する作用と、メラニンを作らせない作用で肌を美白へ導きます。

日焼け肌に使用するハイドロキノンの濃度は、下記を参考にしてください。

↓日焼けの度合いをタップすると、項目までスクロールします↓

日焼けの度合い少し日焼けている
少し日焼けている
小麦色に日焼けている
小麦色に日焼けている
しっかり日焼けている
しっかり日焼けている
濃度(顔全体)純1%以下
安定型1%
純1%
安定型2%
純1.5%
安定型3%
頻度夜1回夜1回夜1回

※ハイドロキノンの濃度による副作用は、肌の強さや状態で異なります。
上記の表は参考程度に考えて、自分の肌質に合うものを使用してください。

はじめてハイドロキノンを使う場合は、パッチテストが必須!

ハイドロキノンをはじめて使う方は必ずパッチテストをしましょう。

  1. 二の腕の内側にハイドロキノンを塗る
  2. 24時間後、赤みなどの異常がないかチェックする

パッチテスト後に肌トラブルがなければ、そのままハイドロキノンを使用してOKです。

また、日焼け度合いに関わらず低濃度のハイドロキノンから使うようにしてください。

(参考:【医師監修】ハイドロキノンの効果・シミに効くまでの期間はどのくらい?パーセント別で徹底解説!

少し日焼けている場合

うっすらと肌の色が濃くなったかな?という程度の日焼け肌には、以下の濃度を使用してください。

  • 純ハイドロキノン
    ⇒1%以下
  • 安定型ハイドロキノン
    ⇒1%

ハイドロキノンの濃度1%以下を使用した場合、効果実感は半年から半年以上。

とはいえ、顔の全体に使用する場合はもっと早い段階でトーンアップ効果に気が付くでしょう。

体に使用したい場合は、安定型ハイドロキノンの2~4%程度がオススメです。

小麦色に日焼けている場合

こんがりと小麦色に肌が焼けてしまった場合は、以下の濃度を使用してください。

  • 純ハイドロキノン
    ⇒1%
  • 安定型ハイドロキノン
    ⇒2%

なかなか効果が現れない場合は濃度を上げても構いませんが、純ハイドロキノンの1.5%までに留めてください。

体に使用したい場合は、安定型ハイドロキノンの4~6%程度がオススメです。

しっかり日焼けている場合

しっかり肌が日に焼けてしまった肌をすぐにでも改善したい場合、以下の濃度がオススメ。

  • 純ハイドロキノン
    ⇒1.5%
  • 安定型ハイドロキノン
    ⇒3%

ハイドロキノンは夜1回のみ使用し、翌朝のUV対策を徹底してください。

体に使用したい場合は、安定型ハイドロキノンの6~8%程度がオススメです。

ハイドロキノン使用中に必須!日焼け止めの選び方&使い方

日焼け止めはどう選ぶ&使う? ケミカルフリーでSPF25以上のものを選ぶ ハイドロキノンを使用した後に使う

ハイドロキノン使用中は肌がとても敏感になり、紫外線の影響を受けやすいので外出の際は日焼け止めを使ってください。

日焼け止めの選び方

ハイドロキノン使用中に使う日焼け止めは、ケミカルフリーSPF25以上のものを選びましょう。
※紫外線吸収材を使っていないということ

日焼け止めはSPFが高ければ良いというものではなく、適正な量をきちんと塗ることで効果を発揮します。
顔に塗る場合は、以下の量を目安にしてください。

  • クリームタイプ⇒パール2つ分位
  • ジェルタイプ⇒一円玉2つ分位

日焼け止めは、時間が経つと効果が薄くなるため、2・3時間に一度塗りなおすのが理想的。

塗り直しによるメイク崩れが気になる人は、スプレータイプ、パウダータイプがオススメです。
(参考:日焼け止めの選び方って?SPFとPAの違いから成分の種類まで徹底解説

日焼け止めの塗り方

日焼け止めの塗り方、正しく知ってる?効果的な使い方やコツをマスターして美肌をGET◎

2020年6月22日

【日焼け止めと併用したい】ハイドロキノン使用中の日焼け対策4つ

日焼け止めと併用したい ハイドロキノン使用中の日焼け対策 帽子 サングラス 日傘 飲む日焼け止め

ここでは、日焼け止めと併用したいハイドロキノン使用中の日焼け対策アイテムについて解説していきます。

①帽子

UVカット効果のある帽子を選ぶなら、黒や紺色のものか、ポリエステル・ウール製のものがオススメです。

紺色や黒は紫外線を通しずらく、UVカット率は86%程度。
対して、ポリエステル・ウールの生地は繊維自体が紫外線を吸収するという特性を持っており色に関係なく紫外線を90%以上カットすることができます。

UVカット成分を浸透させた商品も効果がありますが、使い続けるうちに成分が落ちて効果が無くなってしまうところがネックです。

②サングラス

サングラスで紫外線対策をしたいなら、UVカットがされているかどうかを基準に選んでください。

色の濃いものほど紫外線をカットしてくれると思いがちですが、サングラスの場合は逆効果。
レンズの色が濃いサングラスは、視界が暗くなるため瞳孔が開き目に光が入りやすくなってしまいます。

ただしUVカットがきちんと施されているなら、その心配はありません。

 どうしてサングラスで日焼けを防げるの?

瞳に紫外線が入り込むと、その刺激を認識した脳が「メラニン色素を出せ」命令を出します。

洋服や日焼け止めで肌への紫外線をブロックしていても、目が無防備だと日焼けの原因に。

UVカット済みのサングラスは、このうっかり日焼けを防いでくれます。

③日傘

日傘は、普通のものでも90%程の紫外線カット能力があります。

よりUVカット効果を求めるなら、外側にUVカットが施されていて、内側が黒色のものがオススメ。
UVカット加工がされていると、さらに5%ほど紫外線をカットしてくれます。

さらに内側が黒色だと、照り返しによる日焼けを防ぐ効果があり安心です。

④飲む日焼け止め

飲む日焼け止めとは、ニュートロックスサンを始めとした美白成分を含んだサプリメントのこと。
※抗酸化作用の高いシトラス・ローズマリーから抽出した成分で、シミの元である活性酸素を抑制する。
UVケア製品で防止できない紫外線のダメージを抑制し、日焼けによる赤み、かゆみ、痛みを軽減させる効果があります。

飲む日焼け止めを選ぶときは、その商品に日傘のマークが入っているかどうか確認してください。

日傘のマークはニュートロックスサンが250mg以上を配合していることを示すもので、より活性酸素除去をする効果が高いことを示しています。

ニュートロックスサンについて

ニュートロックスサンの日焼け止め効果はどのくらい?効果アリな飲む日焼け止めの選び方

2020年5月27日
【論文参照】フェーンブロックの効果は試験済み!ニュートロックスサンとの違いは?

【論文参照】フェーンブロックの”飲む日焼け止め”効果は試験済み!ニュートロックスサンとの違いは?

2020年5月27日
飲む日焼け止めに外からの紫外線を直接ブロックする効果はないので、必ず塗る日焼け止めと併用してください。

日焼け肌さんが気になる!ハイドロキノンにまつわるQ&A

ハイドロキノンにまつわるQ&A ハイドロキノンを早く使いたいのに、日焼けの炎症が改善しない時は? ハイドロキノンの使用をやめたら、いつまで紫外線に当たってはいけない?

ハイドロキノンを早く使いたいのに、日焼けの炎症が改善しない時は?

日焼けによる炎症を改善するためには、水分補給を行うこと・ビタミンCをとる事が有効です。

 

肌が日に焼けて、いわゆる”やけど”の状態になると、肌の水分が失われ乾燥状態に。
クリームやジェルで肌に直接水分を与えることも重要ですが、積極的に水分を補給してください。

ビタミンCは肌を構成するコラーゲンを作る働きがあるので、積極的にとることで皮膚の再生を促します。
シミの原因である活性酸素を除去する作用もあるので、意識して取り入れましょう。

【ビタミンCの美肌効果】肌が白くなる塗り方・飲み方や副作用までまとめました◎

2020年7月10日

ハイドロキノンの使用をやめたら、いつまで紫外線に当たってはいけない?

ハイドロキノンの使用をやめても、3週間ほどはUV対策をきちんと行い直接紫外線に当たることは避けてください。

 

なぜかというと、ハイドロキノンはメラニンを減少させる作用を持つため使用をやめてもしばらくの間メラニンの数は減少したまま。

元々メラニンは紫外線ダメージからから肌を守ってくれるものなので、メラニンが減少していると紫外線の害をそのまま肌に受けることになってしまいます。

最後に、日焼け肌へのハイドロキノン使用についてもう一度おさらいしましょう。

✔ハイドロキノンの使用について

  1. 【使用✖】肌に赤みがある場合
  2. 【使用✖かゆみ・ヒリつきがある場合
  3. 【使用×】皮剥けが起こっている場合

 

✔日焼けに効果的なハイドロキノンの使い方

《ハイドロキノン使用前に、肌にしっかり水分を与える》

  • シートマスクで肌にしっかり水分を与える
  • 化粧水を念入りにハンドプッシュする

 

✔ハイドロキノンの使用中のUVケア

  • 日焼け止め
    ★必ず使用する
  • 帽子
  • サングラス
  • 日傘
  • 飲む日焼け止め

ハイドロキノンをかしこく使って、日焼けをなかったことにしちゃいましょう!

 

■参考文献

出光 俊郎,東 隆一,岩田 基子,平塚 裕一郎,大沢 真澄,梅本 尚可,榎本 由貴乃,天野 紀子,岡田 栄子,加倉井 真樹,
尋常性白斑に対する紫外線治療-ナローバンド UVB 照射治療の効果と審美的批評-』,
自治医科大学紀要 30(2007),p.73-79.

化学物質の環境リスク評価 第5巻 [21]ヒドロキノン
環境省公式サイト.

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