ハイドロキノンの濃度って?濃度ごとの効果、市販化粧品のリスクを解説

ハイドロキノンの濃度って?濃度ごとの効果、市販化粧品のリスクを解説

本記事ではハイドロキノンの濃度について解説しています。

「そもそもハイドロキノンの濃度ってなに?」
「安定型・純ハイドロキノンによって濃度が違うってホント?」
「ハイドロキノンの濃度に制限はあるの?」
「ハイドロキノンの濃度は何%がオススメ?」
などなど、濃度に関する疑問をすべてお答えします。

自分が何%濃度のハイドロキノン化粧品を選べばよいのかわからない人は参考にしてみてください。

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ハイドロキノンの濃度とは

ハイドロキノンの濃度とは…化粧品の中に何%のハイドロキノンが入っているか ハイドロキノンの濃度というのは「ハイドロキノンそのものの濃さ」を表しているわけではありません。

ハイドロキノンの濃度=”その化粧品に何%ハイドロキノンが入っているか“です。
つまりハイドロキノン1%であれば、全成分の含有量のうち1%をハイドロキノンが占めているというわけですね。

「ハイドロキノンの濃さを5%まで薄めたものがハイドロキノン5%」とよく勘違いされるのですが、まったく違うので覚えておきましょう。

純ハイドロキノンと安定型ハイドロキノンの違い

同じ5%のハイドロキノンでも、安定型と純では純ハイドロキノンの濃度が異なる。安定型に含まれるハイドロキノンは、純の約3/1

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ハイドロキノン濃度に関連して覚えておきたいのが、ハイドロキノンそのものにも違いがあるということ。

実はハイドロキノンには、“純ハイドロキノン”と”安定型ハイドロキノン”の2種類があります。

【純ハイドロキノン】

純度100%のハイドロキノンのこと。
不純物が混ざっておらず、高い漂白効果を期待できる

ただし成分の安定性が低く・肌への刺激は強め

 

【安定型ハイドロキノン】

ハイドロキノンと他の成分を混ぜたもの。
安定性が高く、肌への刺激も抑えられている。

ただし純ハイドロキノンと比べて、漂白効果は弱い

どちらも一長一短で、どちらが優れているというわけではありません。

 

しかし”濃度”という観点で見ると、どちらのハイドロキノンを使っているかで変わってきます。

(例)ハイドロキノン5%表記の商品

●純ハイドロキノンを使用している場合
→そのまま全成分中の5%を純ハイドロキノンが占めている

●安定型ハイドロキノンを使用している場合
→全成分中の5%を安定型ハイドロキノンが占めているのは同じだが、この5%のうちハイドロキノンの割合がどれくらいかは不明。
(使われている安定型ハイドロキノンが、ハイドロキノンと他の成分50%ずつで作られていれば、純粋なハイドロキノン濃度は2.5%)

このようにハイドロキノン濃度が同じ表記でも、実際はぜんぜん違う濃度ということが起こります。

商品購入前にきちんとどちらのハイドロキノンが使われているか確認しましょう。

▼ハイドロキノンの美白効果の詳細はこちら

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2020年9月14日

日本では市販の化粧品の濃度規制はない

日本で買える市販の化粧品では、配合できるハイドロキノン濃度に制限はありません

ちなみに美白大国アメリカでは、市販化粧品に配合できるハイドロキノン濃度は2%までです。

とはいえ、日本でも市販化粧品のハイドロキノン濃度は1~3%がメイン。
まれに4~5%の商品があるくらいです。

6%以上の濃度になると、皮膚科やクリニックでの処方がほとんどです。

(参考:ハイドロキノンクリームとは?シミを消す美白のメカニズムを解説

ハイドロキノンの濃度が違うと「漂白効果」「肌への刺激」が変わる

ハイドロキノンの濃度が高くなると… 美白効果と刺激性が上がる。 ハイドロキノン1%は美白効果△ 刺激やさしい ハイドロキノン5%は 美白効果◎ 刺激つよい ハイドロキノンの濃度によって変わってくるのは”漂白効果”と”肌への刺激”です。

【美白効果】→濃度が高くなるほど、漂白効果も高くなる

(例)ハイドロキノン1%よりハイドロキノン3%のほうが漂白効果を見込める

 

【肌への刺激】→濃度が高くなるほど、肌への刺激も強くなる

(例)ハイドロキノン1%よりハイドロキノン3%のほうが肌への刺激が強い

濃度が高ければ高いほど、確かに漂白効果は期待できるようになります。

しかし、そのぶん肌への刺激も強くなってしまうんですね。

 

「できるだけ漂白効果がある商品がいい!」という方も多いでしょうが、ハイドロキノン入り化粧品を選ぶときは漂白効果と肌への負担のバランスを考えなければなりません。

ハイドロキノン濃度ごとの効果・刺激の違い

※純ハイドロキノン(純度100%)の濃度で解説しています

濃度ごとの刺激性・効果 1~1.5% 効果△ 顔全体の使用OK 1.6~3% 効果○ ピンポイント使用推奨 4~5% 効果◎ 肌への刺激は強め

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ハイドロキノン濃度1~1.5%の場合
≫顔全体のトーンアップに

ハイドロキノンの中でも、安全性が高いのが濃度1~1.5%。

刺激が弱いので敏感肌でも使えるうえに、顔全体に使用してもOKです。
(参考:敏感肌向けハイドロキノンの選び方!注意点を知って安全に美白ケア

ただし刺激が弱いぶん、漂白効果も弱くなります

目安としては、毎日使い続けて半年後に”ちょっとシミがうすくなってきたかも”と実感できるレベルです。

「できるだけ早くシミをなんとかしたい!」という方には物足りないでしょう。

シミを消すというよりは、顔全体のトーンアップに使うのがオススメです。

ハイドロキノン濃度が1.6~3%の場合
≫そばかすのような薄めの茶じみに

ハイドロキノンの濃度1.6~3%は、刺激をおさえつつ漂白効果を感じられる濃度です。

濃いシミを消すほどの漂白効果はありませんが、そばかすのような薄めの茶じみに効果的。

目安で4~5ヶ月ほど使い続ければ漂白効果を実感できます。

ただ、長期的に使い続けると、肌荒れや白斑のリスクも出てくるので注意しましょう。
6ヵ月ほど使ったら、一度肌の様子を見て1週間ほどお休みしてください。
(参考:ハイドロキノンに潜む副作用って?美白する前に注意すべきリスクを理解しよう

使用する際も顔全体ではなく、気になる部分にピンポイントで使用するのがオススメ。

敏感肌の方はもちろん、普通肌の方でも事前にパッチテストをすることが大切です。

【カンタンなパッチテストの方法】

  1. 絆創膏のガーゼ部分に化粧品を塗布する
  2. 二の腕の内側に、化粧品を塗布した絆創膏を貼る
  3. 貼り付けして48時間以内に異常がないか確認する

ハイドロキノン濃度が4~5%の場合
≫濃いシミに

4~5%のハイドロキノン濃度になると、皮膚科やクリニックなど専門機関での処方が中心になります。

濃いシミにも効果が期待できるほどの強力な漂白作用を持ちますが、そのぶん肌への刺激も強力

  • ピンポイントで気になる点に使う
  • 事前に必ずパッチテストをする
  • 6ヶ月を越える継続使用は避ける

と取り扱いにはじゅうぶん注意してください。

(※)ただし医師によっては1年以上継続使用しても問題ないという方もいます。
議論が分かれるところなので、自分の肌にわずかでも異常を感じたら使用をストップしてください。

 

以上、ハイドロキノンの濃度についての解説でした。

ハイドロキノンは魅力的な漂白作用を持つ一方で、肌への刺激もある諸刃の剣的な成分です。
必ずパッチテストを行ってから使用するようにしてくださいね。

 

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