「日焼けや黒ずみ、シミが気になって美白クリームに手を出したい!」
美白が当たり前になっている昨今、そんなふうに考えている方は多いはず。
ただ何を基準に選べばいいのか分からない…と、二の足を踏んではいませんか?
ネットで調べてみても数が多すぎて、「自分に合っているモノがイマイチわからない」のもあるあるです…。
そんな『美白クリームビギナー』を救うべく、今回は美白クリームについて徹底解説していきます◎
- 美白クリームの効果について
- 肌質・肌悩みごとの美白クリームの選び方
- 強力な美白材、ハイドロキノンって?
- 美白クリーム使い方のポイント3つ
さらに美白クリームを使うポイントも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
Contents
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美白クリームとは?黒ずみや日焼けの改善に効果アリ?!
そもそも美白クリームとは、「美白成分」と「保湿剤」を混ぜ合わせたスキンケアクリームのこと。
「保湿成分→肌に透明感を与える、美白成分→日焼けによるシミ・そばかすを予防」の作用があります。
✔日焼けの原因と、美白クリームの作用
- 紫外線を浴びると、皮膚細胞の中にあるメラノサイトが活性化
- メラノサイトは、メラニン色素を作るよう命令を出す
- メラニン色素が増殖し、シミ・日焼けになる
⇒美白クリームは、日焼けの原因メラニン色素の生成を抑える
美白クリームの基本的な作用は「メラニンの生成を抑える」こと。
日焼けてしまった肌を今すぐ白くしたり、シミをすぐに消してしまうほどの効果はありません。
毎日のスキンケアに取り入れて、長期的に使っていくことが大切です◎
すぐにシミを消すといったことは難しいですが、シミの淡色化が期待できます。
“メラニンを淡色化する”効果のある美白成分は、ビタミンC誘導体、ハイドロキノンなど。
(参考:美白成分の種類はどれを選べばいい?肌への作用から代表成分まで紹介します)
もちろん美白を目指す上では
- 美白成分を使い続けること
- 保湿をおこなうこと
- 外線対策をセットでする
を心がけるのが大前提ですよ。
美白クリームはどう選ぶ?肌質・肌悩みごとのオススメも解説します
せっかく美白クリームを使うなら、効果が高いものを選びたいのがホンネですよね。
ここからは、3つのポイントから「自分にとって効果を感じられる美白クリームの選び方」を解説していきます。
- 医薬部外品かどうか
- 保湿力があるかどうか
- 美白成分が肌にあっているかどうか
①医薬部外品であるかどうか
美白クリームを選ぶうえで重要視したいのは、その製品が医薬部外品かどうか。
なんとなく美白効果がありそうな商品でも、“医薬部外品”の表示がないと「シミ・そばかすを防ぐ」効果はありません。
この医薬部外品の表示は、商品パッケージに必ず印刷してあるものです。
医部外品に該当する製品には、製造販売業者は、必ず「医薬部外品」と表示する必要があります。
(出典:あさぎ薬局)
美白クリームを選ぶときは口コミやパッケージを当てにしすぎず、「医薬部外品」の表示や配合されている成分に注目しましょう。
美白クリームとして販売されている製品には、「医薬部外品」※の表示があります。
※薬用化粧品と表記されていることもあります。
医薬部外品とは、厚生労働省から効果があると認められた成分が一定の濃度で配合されている製品のこと。
《美白効果が認められている成分》
- アルブチン
- ビタミンC誘導体
- ナイアシンアミド
- トラネキサム酸
現在、約20種類が美白効果のある成分として認可されています。
②保湿力があるかどうか
使いたい美白クリームにどのくらい保湿力があるのかも確認しておきましょう。
下記は、クリームのテクスチャーごとの保湿力・使用感の違いです。
種類 | 保湿力 | テクスチャ | 特にオススメできる肌質 |
---|---|---|---|
ナリシングクリーム | 油分多め~普通 | 固め | 乾燥肌 |
バニシングクリーム | 油分少なめ~無油性 | 柔らかめ | 普通肌 |
ジェルタイプ | 油分少なめ~無油性 | 柔らかめ | 脂性肌 |
たとえば脂性肌・オイリー肌の方は、油性質なクリームを使うとべた付きやニキビの原因になってしまいます。
逆に乾燥肌の方にとっては、油分の少なすぎるクリームは乾燥の元。
保湿力やテクスチャーに注目して、自分の肌に合うモノを選ぶのが重要です◎
③美白成分が肌に合っているかどうか
美白クリームを選ぶ際は、配合されている美白成分をよく確認することが大切です。
高い美白効果がある成分だとしても、自分の肌には合わなかった場合は肌荒れを起こしてしまう可能性も…。
下記の表を参考に、肌状態ごとにオススメの美白成分をチェックしてみてください◎
美白成分 | オススメできる肌悩み | 作用 | 肌への刺激性 |
---|---|---|---|
アルブチン | 敏感肌・乾燥肌 | メラニンを予防 | やさしい |
ビタミンC誘導体 | 脂性肌 | 皮脂を抑制 | やや強め |
トラネキサム酸 | 肝斑 | 炎症を抑える | やさしい |
ナイアシンアミド | くすみ | 血行を促進 | やさしい |
※タップ・クリックで詳細ページへ移動します。
“ハイドロキノン”は医薬部外品じゃないけど美白効果はバッチリ
美白成分の1つであるハイドロキノンは、医薬部外品として認められていないものの高い美白効果を持っています。
その美白効果は、クリニックや皮膚科の専門機関でも使用されているほど。
下記の皮膚科医会によるセミナーによると、「肝斑に最も効果がある治療法がハイドロキノン」という見解も発表されています。
※肝斑とは、30代後半の女性の両頬にでき始めるという薄茶色のシミのこと
肝斑に最も効果がある治療法はハイドロキノンの外用です。
より効果の高い美白効果を求めるならば、ハイドロキノン配合の美白クリームを使用するのも一つの手でしょう。
ハイドロキノンの美白効果
ハイドロキノンには、シミを薄くする効果・シミを予防する効果が期待できます。
- シミを薄くする
⇒酸化し、濃色化したメラニン色素を淡色に戻す - シミを予防する
⇒メラニン生成に関わるチロシナーゼ酵素を抑制する
(参考:ハイドロキノンの美白効果ってどのくらい?濃度(パーセント)ごとに”効果が出るまで”の期間や副作用も!)
ただし、ハイドロキノンは肌への刺激性が強めな成分です。
使用する場合は、刺激を抑えるためにシミやくすみの点にピンポイントで使用してください。
もちろん、商品に書かれた用法用量を守って使用してくださいね。
美白クリームはどう使う?【使い方のポイントを3つ紹介】
ここでは、美白クリームにおける使い方のポイントを3つ紹介していきます。
美白クリームの本来の効果を発揮させるためには、よくチェックしてきましょう。
①基本的に塗るタイミングは最後
基本的に※、美白クリームを塗るタイミングはスキンケアの最後です。
化粧水で肌を整え、乳液で保湿を行った後に美白クリームを使用してください。
※クリームを塗るタイミングが決められている場合は、その商品の使用方法に従ってください。
肌の表面である角質層に水分を与えてから美白クリームを使うことで、美白成分が浸透しやすくなります。
②ハンドプレスして塗る
美白クリームを肌に塗る際は、手のひらでハンドプレスして塗ってください。
手のひらの体温を使いクリームを押し込むことで、より美白成分の浸透を促進することができます。
一部分にだいたい10秒ほど、肌に手を密着させてやさしくプレスしましょう。
クリームを塗る際、肌に強く塗り込んでしまうのはNG!
必要な角質を落としてしまいますし、肌へダメージを与えてしまうので要注意です。
③適正な量を使う
美白クリームを塗る際は、自分の肌に対して適正な量を使いましょう。
脂性肌の方は、クリームをたくさん付けてしまうと油分のせいで毛穴のつまり・ニキビの元に。
ただし、もったいないからと付ける量が少なすぎても美白効果をしっかり感じることができません。
適正な量の目安としては、クリームを塗った後テカらない程度に肌がしっとりとしていると良いでしょう。
美白クリームにおけるギモンを解決しよう【Q&A】
Q1.美白クリームの効果を上げるには?
美白クリームの効果を上げるためには、ラップを使ったパックがオススメです。
やり方は簡単で、美白クリームを少し多めに塗った顔にラップを貼り付けるだけ。
ラップは、大きくカットしたものに鼻や目の穴をあけて使っても、小さくカットしたものを張り付けても構いません。
だいたい5分~10分ほどパックで美白成分を浸透させ、剥がした後はハンドプッシュで成分をなじませてください。
だいたい週に1回程度のスペシャルケアとして、ラップパックを活用しましょう♪
Q2.美白クリームは皮膚科で処方してもらえる?
皮膚科やクリニックでも、美白クリームを処方してもらうことは可能です◎
処方される美白クリームの成分は皮膚科によって異なりますが、ハイドロキノンやビタミンC誘導体、トレチノインなどが主流。
ただし、トレチノイン・ハイドロキノンは肌に刺激を感じる場合があるので注意。
敏感肌の方は医師とよく相談してから処方してもらうようにしましょう。
ビタミンAの誘導体で、ターンオーバーを促進する作用のある成分。
古い角質を剥がす作用により、メラニンの沈着した角質を排出してくれます。
専門機関の処置では、ハイドロキノンと併用して使われることが多いです。
Q3.敏感肌で、美白クリームの使用が不安な場合は?
敏感肌の方は、美白クリームの使用時に2つのポイントに注意しましょう。
- しっかり保湿してから美白クリームを使う
- 美白クリームを薄く伸ばして使う
ただどうしても美白クリームで肌荒れが起きてしまう場合は、クリームに含まれている美白成分が肌に合っていない場合があります。
配合されている美白成分を見直してみるのが良いでしょう。
Q4.顔用の美白クリームを身体に使って大丈夫?
顔用の美白クリームは、そのまま身体に使ってしまってもOKです。
一般的に顔用の美白クリームは、体用の美白クリームと比べて有効成分が濃いめに配合されています。
身体の気になる場所に使うことで、くすみや黒ずみを抑えることができますよ。
ただしハイドロキノン・トレチノインなどの刺激の強い成分が入っている場合、皮膚の薄い場所に使うのは控えるようにしてくださいね。
美白クリームの基本的な効果は、「日焼けによるメラニンの増加を防ぐ」であることがわかりました。
最後にもう1度、美白クリームの選び方についておさらいしておきましょう。
✔美白クリームの選び方について
- 医薬部外品であるかどうか
- 保湿力があるかどうか
- 自分の肌に合っているかどうか
✔美白クリームの使い方のポイント
- 基本的に塗るタイミングは最後
- ハンドプレスして塗る
- 適正な量を使う
美白クリームによって配合成分やテクスチャー、使用感はそれぞれ。
自分の肌質に合った美白クリームを選んで、今より美肌を目指していきましょう♪
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