目を見開いた時、おでこに横ジワができていませんか?
また、眉間にできる縦ジワも気になることがあるかもしれません。
できているシワを放置すると、加齢とともに常にシワが現れる状態になってしまいます。
シワは顔全体にできるものですが、おでこは特に目立ってしまいますよね。
今回は、厄介なおでこのシワの原因と改善策を紹介します。
シワの対処法を知ったら、年を重ねることも怖くありませんよ!
【この記事でわかること】
- 筋肉の衰えが原因?おでこにシワができる原因を解説
- 顔と頭をマッサージしておでこのシワを改善!
- シワを防ぐカギは日常生活にアリ!自分の生活を見直してみよう
- シワは遺伝する?気になるおでこシワのQ&A4つ
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おでこにシワができる原因4つ
おでこにシワができる原因は、主に4つあります。
- 肌の乾燥によって一時的なシワが戻らなくなる
- 疲労やストレスで顔の筋肉が硬くなる
- 紫外線を浴びることで肌の内側がダメージを受ける
- 頭皮のたるみが顔にも現れる
乾燥による表情クセの定着
カサついた肌で表情のクセを繰り返すと、シワが定着する原因になります。
額や眉を上げるとおでこにシワができますが、表情を戻すと消えますよね。
これは肌に潤いと弾力があり、シワのクセがつきにくいからです。
しかし表面がカサついたりキメが乱れると、細かいシワができやすい状態に…。
乾燥した肌で表情を作ると、できたシワを修復するのがむずかしくなってしまうんですね。
またしかめっ面をよくする人は、横ジワだけでなく眉間に縦ジワが刻まれやすくなります。
特におでこのTゾーンは乾燥しやすい部位なので要注意です。
疲労やストレスによる眼瞼挙筋(がんけんきょきん)の衰え
筋肉の衰えも、おでこにシワができる原因の1つ。
加齢やパソコン・スマホの見過ぎによる目の酷使が、目の奥にある眼瞼挙筋(がんけんきょきん)を弱らせます。
眼瞼挙筋が弱くなると、おでこにある前頭筋に頼らなければまぶたが開きにくい状態に。
いわば、”おでこの筋肉や皮膚を直接引っ張っている”のと同じです。
布を引っ張るイメージで、何度も繰り返すとおでこにシワが寄ってしまうんですね。
この症状がひどいと、眼瞼下垂(がんけんかすい)という病気になることも…。
正面から見た時に黒目がまぶたに覆われている場合は、眼科や形成外科を受診してください。
紫外線による老化
紫外線による肌老化も、おでこにシワができる原因です。
紫外線は肌の奥に侵入して、肌細胞に直接ダメージを与えます。
肌のハリ・弾力を支えるコラーゲンやエラスチンが破壊されることで、深いシワをつくるんですね。
たいていのシワは、乾燥や表情のクセで一時的にできているもの。
肌の表面にクセがついているだけなので、セルフケアで改善が可能です。
しかし紫外線は肌の奥でシワを発生させるので、一度できてしまうと改善するのが困難に…。
「真夏以外にUVケアをしていない」
「紫外線を多く浴びる習慣がある(屋外レジャーが趣味、外回りの営業職など)」
といった方は、まずはUVケアを徹底することが最優先でしょう。
筋肉の減少による頭皮のたるみ
おでこシワの原因は、頭皮のたるみにもアリ。
頭皮と顔の皮ふは、一枚でつながっています。
主に下記の理由で頭皮がゆるむと、地続きになっている顔の皮膚まで下がってしまうんですね。
また、頭皮が凝り固まることによる血行不良もおでこのシワに繋がりかねません。
肌のハリ・弾力を作る養分が行き届かなくなるので、シワ予防で表情を動かさないようにしている方も要注意ですよ。
当てはまる項目が多い方は、頭皮のたるみが進行している可能性が高いです。
- 頭皮がかゆい
- フケがでやすい
- 分け目をいつも同じところに作っている
- ジャンクフードをよく食べる
- 頭皮が赤くなる
- 夜中の12時過ぎまで起きていることが多い
おでこのシワは筋トレと保湿で解決
おでこのシワは、筋トレと保湿ケアで解決できることがほとんど。
今あるシワは下記の方法で改善していきましょう。
▼筋トレ:縮んだ顔の筋肉をやわらかくする
・眼瞼挙筋(がんけんきょきん)でまぶたを持ち上げる
・前頭筋をマッサージして頭皮のたるみを解消する
▼保湿ケア:スキンケアアイテムを見直す
・高保湿成分配合のオイル使ったり、コットンパックをする
まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)を鍛える
眼瞼挙筋を鍛えることで、おでこのシワ改善を期待できます。
まずは右手の中指・左手の中指をそれぞれ眉のうえに置いてみてください。
指をおいたまま目を見開いて眉の皮ふが動くようであれば要注意。
下記の方法で、目の奥の筋肉を鍛えていきましょう。
- 目の力を抜く
- 手のひらをおでこにあてて、おでこを動かさないように目を見開く
- 目を見開いたまま5秒キープする
- 目を閉じた後、力を入れずに目を開け5秒停止する
これを1セットとして、1日3回するのが理想的。
慣れてきたら手を使わずに練習してみてくださいね。
前頭筋を鍛えて顔全体をリフトアップ
前頭筋を鍛えて頭皮からリフトアップするのも、おでこのシワ改善に効果的。
先述のとおり、頭皮が凝り固まっているとおでこのシワに繋がりかねません。
頭皮をやわらかくして血行促進させることで、クセのつきにくい状態にもっていきましょう。
- 指のはらでこめかみをおさえ、上へ持ち上げる
- 手をグ―にしておでこに当て、痛気持ちいい強さで押す
- 手を当てたまま、内側から外側へスライドさせる
時間がある時の数秒だけでも、このストレッチをしてみてくださいね。
頭皮用ブラシでマッサージするのもオススメ
頭皮用ブラシでマッサージするのも、頭皮のたるみ対策に最適です。
- まずは毛先をブラッシングしてくし通りをよくする
- 適当な圧をかけ、ブラシが頭皮にふれるように上から下へ流す
- 全体的に下から上へと押し上げる
- こめかみにブラシを当て、軽く力を入れる。そのまま後頭部へ向け流す
- 頭全体をポンポンと軽くたたく
上述のとおり、頭皮がたるむとその下にあるおでこはもちろん、頬や顎まで下がりかねません。
また頭皮のたるみや硬直は、薄毛や抜け毛になる可能性もあります。
未来の頭髪ケア・スキンケアのためにも、頭皮の健康状態を維持していきましょう。
高保湿成分やオイルで保湿する
おでこの乾燥を防ぐには、高保湿成分が配合のスキンケア化粧品を使うのがベスト。
特にオススメなのが、以下の3大保湿成分です。
特に乾燥が気になる部分には、コットンに化粧水を染み込ませて5分程度パックしてみてください。
また肌が乾燥するのは水分だけでなく、油分も足りていない可能性があります。
普段のスキンケアにオイルをプラスすると、より潤いを与えられますよ。
種類 | 製品名 | メリット | デメリット | オススメしたい人 |
---|---|---|---|---|
炭化水素油 | ミネラルオイル ワセリン スクワランオイル | 水分が蒸発するのを抑え、水軍の保持に優れる 肌への負担が少ない | 油の性質が強く、皮膚内部の乾燥を引きおこす可能性がある | 敏感肌 脂性肌 |
油脂 | 植物性油脂:アルガンオイル マカダミアナッツオイル ココナッツオイル 動物性油脂: 馬油 | 植物性油脂:肌なじみがよく、肌が柔らかくなる 動物性油脂:保湿力が高く殺菌作用がある | 酸化しやすく、ニキビやシミの原因となる可能性がある | 乾燥肌 |
ワックスエステル | ホホバオイル | 保湿力が高く、抗酸化作用があり、シミやシワを予防する効果も | 敏感肌 年齢肌の気になる人 |
オイルはスキンケアの一番最初に使うのがオススメ。
洗顔後は肌の油分がほとんどない状態になるので、最初にオイルを使うことで化粧水が浸透しやすくなります。
使う際のポイントは、多くつけすぎないこと。
手のひらに1,2滴程度をのせてなじませてから、顔全体に伸ばしていきましょう。
乾燥しやすい目の周り・唇には、オイルを重ねづけするとよいですよ。
日常生活でできる!おでこシワの予防法4つ
おでこのシワを予防するには、とにかく目を疲れさせないことが大切。
目が疲れると目の周りの筋肉も疲れ、おでこへと影響がでてしまいます。
日常生活でできる工夫を実践していくことが、シワ予防の近道です。
- カットフィルムやメガネを使って、ブルーライトから目を守る
- 背筋を伸ばして正しい姿勢でいる
- ホットタオルで目を温め、血行を促す
- 目の疲れを防ぐビタミンB群を積極的に摂る
ブルーライトを防ぐ
おでこのシワ予防には、ブルーライトをなるべく浴びないことが大切です。
眼精疲労・視力低下・ドライアイを招く原因になるのが、ブルーライト。
スマートフォンやパソコン、テレビで目が疲れることで、目を細めることが多くなります。
その結果、眉間やおでこにシワが刻まれてしまうんですね。
対策としては「ブルーライトをカットするフィルムを張る」「ブルーライトカットメガネをかける」のが手軽です。
また、30分目を使ったら一度休憩を挟むなど、目を休ませるように心がけましょう。
姿勢を正す
常に正しい姿勢でいることを心がけるのも、おでこのシワ予防に効果的。
- スマホ、パソコンを見るときは目線を正面に向ける
- 猫背で椅子に座らない
といった対策しましょう。
スマホを見るときに頭を下げたり、猫背でいることが多くありませんか?
顔がうつむいている時間が長い人は、おでこが下がり目に負担がかかっています。
悪い姿勢を続けると目もと周辺の筋肉を衰えさせ、おでこや頬がたるみやすくなるので注意してくださいね。
ホットタオルで目元を温める
目の使い過ぎによるおでこのシワを防ぐには、目の周りを温めて目を休ませるのがオススメ。
簡単なのは、タオルを人肌に温めて使う方法。
タオルを一枚用意し、水が垂れないくらいを目安に絞ってみましょう。
電子レンジで600W、1分半温めれば、約40度程度の温かさになります。
目を閉じ、ホットタオルを目の上にそっと乗せて5分程度温めてください。
目の筋肉が安らぐことで、余計な力をかけておでこにシワを増やすのを防いでくれますよ。
目を休ませるために目薬の使い過ぎるのはNGです。
手軽に気分転換できますが、使いすぎると目のトラブルを招くことも。
目薬の容器から出る1滴は、きちんと目の表面全体に行き渡るように調整されています。
疲れてるからといって2滴、3滴と追加してしまうと、目薬の効果が十分に発揮されません。
また、目薬をさしたらすぐにまばたきをしないようにしましょう。
「点眼後は3分程度まぶたを閉じて、あふれた液を軽く拭き取く」のが正しい使い方です。
ビタミンB群をとる
おでこのシワ改善・予防には、ビタミンB群が含まれる食品を積極的に摂るのも効果的。
ビタミンB群は、目の筋肉回復や血行促進に欠かせない成分です。
- ビタミンB1:目の神経を正常に働かせ、視力低下を防ぐ
- ビタミンB2:充血を解消・視力回復する
- ビタミンB6:目の調節機能をつかさどる水晶体と毛様体筋を構成する
目が疲れているな…と感じる方は、書きを参考にビタミンB群を意識して摂取してみましょう。
【ビタミンB1】
- 豚肉
- サバ
- 玄米
- レンコン
【ビタミンB2】
- レバー
- 納豆
- 卵
- 海苔
【ビタミンB6】
- 牛乳
- 大豆
- サケ
- サバ
目の疲れや視力を癒やすことで、目を細めてシワになる…という悪循環を断ち切ってくれます。
疲れ目防止には、アントシアニンを摂るのもオススメ。
ブルーベリーは目に良いとよく聞きませんか?
これはブルーベリーに含まれる紫色の色素、アントシアニンが関係しているからです。
ポリフェノールの一種であるアントシアニンは、眼精疲労や視力低下に効果大。
ブルーベリー以外にも黒ごまや赤ワインにも含まれているので、食事のおともに付け加えるのもいいでしょう。
おでこのシワに関するQ&A4つ
Q1.おでこのシワ生まれつきなの?
生まれつきの場合もあります。
シワは骨格や肌質も関係しているので、遺伝によってシワができやすい人もいるんですね。
また、先天性の眼瞼下垂の可能性もあります。
眼精疲労や肩こりが酷い場合は、眼科や形成外科へ診察してもらうのがよいでしょう。
Q2.10代でもおでこにシワができるのはなぜ?
10代のおでこシワの1番大きな原因は、表情のクセや目の疲れ。
特にスマホの使いすぎは、10代でもおでこにシワができる原因になります。
スマホを見続ける→ドライアイになる→目を細める→目の周りや額にシワが刻まれるというサイクルに陥っている可能性大です。
目を疲れさせないためにも、30分に1回は休憩をとるようにしてくださいね。
Q3.おでこにシワができやすい人の特徴って?
以下の特徴がある人は、おでこにシワができやすいと言えます。
- 乾燥肌
- 顔の筋肉が衰えている
- 体重の増加が激しい
- アウトドア派
肌の乾燥は一度できたシワを伸ばしにくくするので、保湿ケアが何よりも重要。
先述した保湿成分を中心に、スキンケアアイテムを見直してみましょう。
他にも下記のことに注意すれば、十分改善を見込めますよ。
- 無表情で過ごさない
→よく笑う、よく話す、よく噛んで食べるなどを心がけて、表情筋を鍛える - 体重の増減の激しい、無理なダイエットをしない
→日頃から健康的な体系をキープして、皮膚を伸び縮みさせない - 紫外線対策を徹底する
→特に真夏のレジャーに出かける場合は、SPF30~50/PA++++の日焼け止めを塗る
Q4.男性の場合どのようなケアが必要?
男性も女性と同様に、保湿や紫外線対策、表情筋の意識などを心がけましょう。
特に男性の肌は皮脂分泌が多いので、乾燥が気にならないかもしれません。
しかし肌の水分量は女性の半分以下であり、年を重ねるごとに一気に乾燥肌が加速していきます。
スキンケアに時間が取れないという方は、オールインワンジェルがオススメ。
化粧水・乳液・美容液・クリームの機能を兼ね備えているので、手軽にケアできますよ。
朝のシェービング後・夜の入浴後に使用してみてくださいね。
おでこのシワは顔の筋肉が関係しています。
体を鍛えないと体のラインがたるんでしまうように、顔も鍛える必要があるんですね。
【おでこにシワができる原因】
- 乾燥肌や表情のクセ
- 目の疲れや表情筋の衰え
- 紫外線のダメージによる老化
【おでこのシワを改善する方法】
- コラーゲンやエラスチンなどの保湿成分や美容オイルを使って乾燥を防ぐ
- 眼瞼挙筋や頭皮をマッサージして、おでこにシワを作らない
- ブルーライトや目の使い過ぎに注意して、目を疲れさせない
「おでこのシワは年のせいだから」…とあきらめる必要はありません。
日常生活の中でしっかりと対策すれば、いつまでも若々しい肌をGetできますよ!
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