「気のせいか、お腹の調子が悪くなってから肌が荒れる…」と悩んでいる方へ。
それは気のせいではありません!
腸と肌は、実はとっても密接な関係にあります。
腸が汚れている(悪玉菌が多い)と、その汚れは肌荒れとなって表に現れます…。
最近よく耳にするように「悪玉菌を減らして腸内環境を整える」ことが、肌改善に重要です◎
綺麗な腸を手に入れて、肌荒れしない美人肌を目指しましょう♪
【この記事でわかること】
- どうして肌荒れするの?腸内環境と肌の関係性
- 腸内環境が乱れる生活習慣3つ
- コンビニでも入手OK♪ 腸内環境を良くする食べ物
- いつもの食事にプラスするだけ!腸内環境を整えるサプリ
Contents
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そもそも腸の働きって?腸内環境と肌の関係性について
そもそも腸は、私たちが食べたものの最後の通り道。
取り入れられた食べ物から栄養分を吸収し、便を作る役割を持ちます。
そんな腸ですが、肌とは「肌は腸を映し出す鏡」と言われるほど、密接な関係にあります。
腸内環境が良好だと肌はツヤツヤと健康な状態ですが、腸内環境が悪化すると、
- 乾燥
- くすみ
- 肌荒れ
となって肌に現れてしまいます。
ここからは「腸内環境が悪いとなぜ肌荒れするのか?」について、より詳しく解説していきます。
【腸内環境が悪いと…】
1.肌作りに必要な栄養を吸収できない
腸内環境が悪いと、肌作りに必要な栄養素をきちんと吸収できません。
先ほどお伝えしたように、私たちは腸で食べ物の栄養を吸収しています。
そのため、腸内環境が悪いと栄養を取り込みにくい状態に。
肌に必要な栄養がきちんと取りこまれないと、栄養不足のカサカサ肌になってしまいます。
【腸内環境が悪いと…】
2.有害物質が肌に影響を与える
腸内環境が悪いと、腸内で毒素が作り出され肌に悪影響をもたらします。
腐敗産物と呼ばれるこの毒素は、腸内の悪玉菌によって作られます。
腐敗産物が肌に影響をもたらすまで
- 悪玉菌の増加=腐敗産物の増加
- 腸内の腐敗産物が血液に吸収される
- 腐敗産物は血液を伝い、全身(肌にも)に運ばれる
ちなみに、腐敗産物による肌への悪影響(くすみ、乾燥)は実験においても確認されています。
腸内細菌が産生したフェノール類は,吸収され血流を介して皮膚に蓄積し,表皮細胞の正常な分化に変調をきたすことで,皮膚のくすみや乾燥を引き起こすことが示唆された
(出典:腸内細菌が皮膚生理に及ぼす影響)
同論文では、乳酸菌やビフィズス菌の摂取により肌状態が改善されることも示されていますよ。
【注意】便秘は美肌の天敵!
便秘は肌荒れの直接的な原因の1つです。
そもそも便秘とは、便が腸内に溜まっている状態のことです。
排泄物は、当然ながらカラダにとって不要なもののかたまり。
腸内に便が溜まった状態が続くと、悪玉菌が優勢になってしまいます。
お通じを良くすることが美容に繋がるのは、悪玉菌の増加=肌荒れの原因だからなんですね。
【肌荒れの原因は?】腸内環境が悪くなる原因3つ
ここでは、腸内環境を悪化させる生活習慣について解説していきます。
「最近、肌の調子がイマイチ…」という方は、心当たりのある項目からチェックしてみましょう◎
食生活の乱れ
食生活の乱れは、腸内環境の乱れを引き起こします。
- 食事をコンビニ・外食で済ませる人
- 食事をお菓子で済ませる人
- お肉中心の食事をしてる人
上記3点の食生活は、野菜不足に陥りがち。
野菜に含まれる食物繊維は、腸内環境を改善する効果を持っています。
野菜を取らない生活を続けるとだんだん腸内環境が乱れてしまうというわけです。
おいしいお肉ですが、じつは悪玉菌を増加させる作用があります。
というのも、お肉に含まれるたんぱく質は悪玉菌のエサになるから。
お肉を食べる場合は、単品でなく野菜と一緒にとるなど工夫してみてください◎
体の冷え
体の冷えは、腸内環境を悪化させます。
普段から、
- 足先・指先が冷たくなりやすい
- 夕方になると足がむくむ
- 過度なダイエットをしている
という方は、”冷え性”が肌荒れの原因である可能性が高いです。
体が冷えると内臓の機能が低下し、腸も例外ではありません。
腸の機能が低下するということは、食べたものが消化・吸収されにくくなるということ。
腸内環境が特別悪くなくても、活動してくれないと意味がありませんよね。
また、体の冷えは便秘の原因(※悪玉菌の増加による)にもなるので注意です。
食べものや防寒で体温を上げて、あたたかく過ごす工夫をしましょう。
ストレス
心へのストレスも、腸内環境の乱れの原因になります。
下記3点のいずれかに当てはまる方は、心のストレスが溜まっている可能性大。
- 勤務時間外でも仕事のことを考えている
- 職場の雰囲気が良くない
- 眠りが浅い・あまり眠れない
上記のようなストレスを感じると、自律神経が乱れてしまうんですね。
自律神経とは、腸を含む内臓の動きを調節している神経のこと。
ストレスにより自律神経が乱れると、ドミノ倒し式に腸の動きも鈍ってしまいます。
体のストレスも腸内環境に影響
心だけでなく、体のストレスも腸内環境に関わるので要注意。
以下3点の習慣に当てはまる方は注意が必要。
- 週3以上アルコールを飲む
- 眠る時間がいつもバラバラ
- 睡眠不足になりがち
特に、アルコールの飲み過ぎは悪玉菌を増やしてしまうことが分かっています。
肌荒れしている時期は、お酒を飲まないのがベストです。
外せないお酒の席では、一杯程度に控えておくようにしましょう。
善玉菌を増やす食べ物3選!食事でカンタンに改善しよう♪
腸内環境は、食べもので改善するのが1番の近道です。
そもそも腸内環境が整った状況とは、腸内の悪玉菌が少なく、善玉菌が多い状態のこと。
善玉菌が優位(=腸が健康な状態)だと、栄養が体のすみずみまで行きわたり肌も健康になりますよ♪
ここでは、善玉菌を増やす(腸内環境を改善する)食べ物について解説します。
自分が取り入れやすいものを見つけて、腸内改善に努めましょう◎
①ヨーグルト
皆さんおなじみ、ヨーグルトは腸内環境を整えてくれる効果があります。
それはヨーグルトに含まれる善玉菌、「乳酸菌」「ビフィズス菌」のおかげです。
ちなみにこの2つ、似ているけど作用する場所が違うので要チェック!
- 乳酸菌:小腸に作用する
- ビフィズス菌:大腸に作用する
腸内環境を効率的に整えたいなら、乳酸菌とビフィズス菌をWで取るのがベストです。
ただし、ビフィズス菌入りのヨーグルトはレアで、少々お高めなことも…。
「安価に毎日続けたい」方はまず乳酸菌入りのヨーグルトを試してから、「お腹の調子が良くなった」と感じるものを中心に続けるのがオススメです。
【オリゴ糖】ヨーグルトの整腸効果をUP!
オリゴ糖と呼ばれる糖は、ヨーグルトの整腸効果をUPする栄養分です。
オリゴ糖を摂取することで、腸内でエサとなって善玉菌の数を増やしてくれます。
(オリゴ糖は、玉ねぎ・バナナ・きゃべつ・ごぼう・など多くの食べ物に含まれています)
オリゴ糖をヨーグルトと一緒に摂る時は、バナナや市販のオリゴ糖シロップと一緒に食べるのがオススメですよ♪
②納豆
日本のスーパーフード、納豆も腸内環境を整える効果大。
納豆に含まれる「納豆菌」は、善玉菌の働きを助ける効果があります。
加えて食物繊維も豊富なため、便秘を防ぐ効果もあって一石二鳥ですね◎
実際に、健康成人7名に納豆(50g/日) を2週間摂取させた場合、 腸内環境の改善されたという結果も出ています。
(出典:納豆摂取がヒト腸内フローラおよび腐敗産物に及ぼす影響)
安くて手軽に食べられる納豆は、できれば毎日の習慣にしたいですね◎
③キウイ
キウイは、食物繊維がたくさん含まれていて腸内環境改善に効果◎
食物繊維の多いフルーツと言えば、りんごやバナナが思い浮かぶ方も多いでしょう。
しかし、キウイの食物繊維量はこの2つを大きく上回ります!
食物繊維(100g) | 総量 | 水溶性 | 不溶性 |
---|---|---|---|
キウイ | 2.5 | 0.7 | 1.8 |
りんご | 1.5 | 0.3 | 1.2 |
バナナ | 1.1 | 0.1 | 1 |
またキウイは、ビタミンCの含蓄量も優秀◎
美肌の為にも、一日2個ほどを目安に続けると良いでしょう。
先ほどの表で記したように、食物繊維には不溶性と水溶性の2種類があります。
- 不溶性食物繊維
⇒便のかさを増やす - 水溶性食物繊維
⇒腸内の善玉菌を増やす
お腹の調子を整えるには、この2つをバランスよく取り入れることが大切ですよ。
腸内環境を整えるサプリってある?
腸内環境を整えるサプリには、「整腸剤」と呼ばれるものがあります。
整腸薬は、乱れた腸内を整えて軟便・便秘にも効果を発揮します。
(※腸を刺激して便通を促進する”便秘薬”とは異なるものです)
整腸剤には、本記事で紹介した乳酸菌・ビフィズス菌のほか、酪酸菌(宮入菌)と呼ばれる菌が配合されていることも。
それぞれの効果は以下の通りです。
- 乳酸菌:小腸に作用する
- ビフィズス菌:大腸に作用する
- 酪酸菌:善玉菌が住みやすい環境を作る
「食生活がなかなか改善できない…」という方は、サプリメントを使ってみるのも一つの手です。
整腸薬は、ドラッグストア・コンビニなどで購入することが出来ますよ。
最後に、腸内環境の改善についてもう一度おさらいしましょう。
✔腸内環境が悪くなる原因
- 食生活の乱れ
→野菜不足はNG - 体の冷え
→腸の機能低下 - ストレス
→腸の機能低下
✔腸内環境を整える食べ物
- ヨーグルト
- 納豆
- キウイ
腸内の乱れを放っておくと、すぐに肌荒れとなって表れてしまいます。
肌が悪化する前に、お腹の不調に気が付いたらすぐに対策するようにしましょう◎
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