オイルスキンケアでも人気が高まっている「ココナッツオイル」。
そんなココナッツオイルの美肌効果、詳しく知っていますか?
案外ピンと来ませんが、ココナッツオイルには肌荒れの予防やエイジングケアに使えるんです。
今回はコスメコンシェルジュのFusakoさんと共に、ココナッツオイルの肌への効果や塗り方、注意点をご紹介。
本記事で効果や危険性を知り、ココナッツオイルを正しく使ってスキンケアしていきましょう!
【この記事の監修医師】
コスメコンシェルジュ/美容ライター/栄養士
Fusako さん
1990年生まれ。
美容ライター/栄養士/医薬品登録販売者。
短期大学卒業後、栄養士の資格を取得。
ドラッグストアに勤務し、医薬品登録販売者の資格を取得。
結婚を機に、美容ライターとして美容/健康食品等の商品レビュー、美容サロン・クリニックの体験記事の執筆経験のあるFusakoさん。
現在は夫の転勤で海外に在住し、アメリカの生活事情についても発信していらっしゃいます。
Contents
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ココナッツオイルは2種類!タイプによって効果や刺激が違う
美容につかわれるココナッツオイルは、大きく分けて2種類あります。
【精製ココナッツオイル】
- 加熱処理によって不純物が取り除かれている
- 無臭でクセがない
- 低刺激で肌が弱い人におすすめ
【ヴァージンココナッツオイル(未精製)】
- 加熱処理されていない天然のココナッツオイル
- ココナッツの甘い香りが残っている
- 精製のものより美容効果を期待できる
違いは、「加熱処理しているか・していないか」。
ただ肌に使うなら、刺激や目的ごとに使い分けるのがベターでしょう。
- 肌が弱いの人
⇒精製ココナッツオイル - 効果重視の人
⇒ヴァージンココナッツオイル
ココナッツオイルのスキンケア効果3つ
ココナッツオイルの美容効果のポイントは、抗酸化作用と抗菌作用の2つ。
- 抗酸化作用によるエイジングケア(塗る・食用)
- 日焼けによる肌トラブルの緩和(塗る・食用)
- 肌荒れを防ぐ保湿効果(塗る)
「そんな美容効果あったんだ!」という作用もあると思うので、以下で詳しく見ていきましょう。
食用のココナッツオイルは、飲みやすいように添加物が入っていることが多いです。
そのため「食用ココナッツオイル」を肌に塗るのはNG!
スキンケア目的なら、精製された肌用のココナッツオイルを使うようにしてください。
①抗酸化物質によるエイジングケア《塗る・食用》
ココナッツオイルは、エイジングケアに使えます。
ココナッツオイルには「トコトリエール」という抗酸化物質が含まれています。
トコトリエールはビタミンEの一種で、“最強のビタミンE”とも呼ばれている成分。
塗ったり食べたりすることで、しわ・シミや毛穴の改善などの美容効果を期待できます。
②日焼けによるシミ・シワの予防効果《塗る・食用》
紫外線による肌トラブル予防にも、ココナッツオイルがぴったり!
ココナッツオイルに含まれる「トコトリエール」が、紫外線によるシミやシワを防いでくれます。
紫外線でシミなどができるのは、細胞が紫外線でダメージを受けるから。
トコトリエールは細胞を守ってくれるので、紫外線ダメージを和らげてくれます。
「日差しが強かったな…」という日は、ココナッツオイルでアフターケアがおすすめですよ。
③ニキビや肌荒れを防ぐ保湿効果《塗る》
ココナッツオイルには、皮膚の水分を補って保つ効果も期待できます。
ココナッツオイルは、その名の通りココナッツから抽出された油。
皮脂膜のかわりに、大事な水分や美容成分を留めておいてくれるんですね。
「化粧水や美容液でしっかり保湿しているのに乾燥する…」
このような方は、スキンケア後にココナッツオイルで肌を包み込んであげましょう。
ココナッツオイルの特性を生かした効果的な塗り方
ココナッツオイルの特性を生かした肌への塗り方がこの2つ。
- 【普段のスキンケア】
化粧水を塗る前のブースターのように使用する - 【クレンジング】
メイク落としのクレンジングにココナッツオイルを代用する
お風呂上がりに化粧水や乳液を塗る前にココナッツオイルを使えば、今まで以上に肌に潤いを与えられるはずです。
またココナッツオイルは、クレンジングオイルとしても活躍。
ココナッツオイルには抗菌作用があるので、皮膚をすこやかに保つ効果も期待できます。
クレンジングとして使用する際には、優しく丁寧に馴染ませていきましょう。
またオイルなので、まつ毛エクステを使用している方は要注意です!
まつエクOKの物であれば問題ないのですが、せっかくつけているまつ毛エクステが取れやすくなる可能性もあるので、1度確認してみてくださいね。
ブースターやクレンジングにはオリーブオイルもオススメ
使う前に知っておきたい!ココナッツオイルの注意点3つ
ココナッツオイルは”塗ってもよし飲んでもよし”の万能な美容オイル。
しかし使い方を間違えると、肌荒れや体調不良の危険もあるので要注意です。
- 塗布前にクレンジングしないと肌荒れしやすい
- 塗りすぎると毛穴詰まりしやすい
- 食用を食べすぎると副作用が出る可能性がある
ココナッツオイルをスキンケアに使う前に、上記3つの注意点に目を通しておきましょう。
ヴァージンココナッツオイルを初めて肌に塗る方は、パッチテストをしてください。
ヴァージンココナッツオイルは未精製の天然オイル。
肌への刺激が強いので、体調や肌質によっては肌荒れしかねません。
まずは腕などに少量つけて、違和感がないかチェックしましょう。
特に敏感肌など肌が弱い方は、ココナッツオイルに限らずどんな化粧品でもパッチテストをするべきでしょう。
いきなり顔につけて、何かトラブルがあっては大変。
すぐ使ってみたい気持ちはわかりますが、試しにパッチテストをするクセをつけておくと安心ですよ。
【注意①】使用前にクレンジングしておかないと肌荒れしやすい
お風呂上がりにココナッツオイルでスキンケアする場合は、きちんとクレンジグしておくのが必須。
ココナツオイルは油分で肌に膜を貼るようにケアします。
そのためメイク汚れが残っていると、汚れも一緒に閉じ込められかねません。
場合によっては、ニキビの原因になってしまうことも…。
しっかり洗顔してからココナッツオイルを塗ってくださいね。
【注意②】塗りすぎると毛穴が詰まりやすくなる
ココナッツオイルでスキンケアするときは、塗りすぎにも注意。
毛穴の古い皮脂と混ざって、毛穴をつまらせる可能性があります。
余計な肌トラブルを起こさないためにも、ココナッツオイルは1〜2滴の少量を薄く伸ばすようにしましょう。
【注意③】食用のココナッツオイルを摂りすぎると副作用も…。
ココナッツオイルを食べて美容ケアする場合は、摂取量に注意!
ココナッツオイルには、ホルモンに影響を与える成分が配合されています。
摂りすぎると、下記のような副作用が出る可能性が高いです。
- 頭痛
- めまい
- 吐き気
明確には決まっていないものの、1日の摂取目安量はスプーン2〜3杯程度。
商品ごとに異なるので、目安量をチェックして正しく摂取してください。
美容成分が豊富だからと、摂りすぎは禁物!
目安量を必ず守り、安全に取り入れていくようにしましょう。
どんなアイテムもバランス良く決められた量を使うことが、綺麗になる近道ですよ♪
普段のスキンケアにプラスすると、肌のハリ・ツヤを与えてくれるココナッツオイル。
下記のような美肌効果を期待できる、便利なアイテムです。
- 抗酸化作用によるアンチエイジング(塗る・食用)
- 日焼けによる肌トラブルの緩和(塗る・食用)
- ニキビや肌荒れを防ぐ保湿効果(塗る)
またココナッツオイルはスキンケアだけでなく、クレンジングオイルとしても便利。
肌にやさしい天然成分なので、肌を労わりながらメイクを落とせますよ。
「スキンケアもクレンジングもできて便利かも!」と思った方は、一度ココナッツオイルを試してみてはどうでしょうか。
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化粧水が蒸発してしまうのは肌の乾燥が原因。
乾燥は冬に起こりやすい印象ですが、夏の冷房にも注意してください。
気候の変化はありますが、基本的にはクレンジング・洗顔で汚れをしっかりと落とし、その後たっぷりと保湿する事を頭に入れておきましょう。