アロエといえば”火傷や切り傷に効く”イメージですが、実は美肌効果にもすぐれているって知っていますか?
実は近年、数々の研究結果からコラーゲン量アップや美白効果が証明されました。
キレイを求める人なら、絶対取り入れたい美容成分です。
今回はそんなアロエの美肌効果や副作用について解説。
「なんで今までアロエを無視してきたんだろ…」と後悔しちゃうような、驚きの美容効果を見ていきましょう◎
【この記事でわかること】
- アロエはなぜ美容にいい?有効成分と種類を解説
- 研究で解明!アロエに期待できる4つの美容効果
- アロエの効果的な利用方法。塗る・食べるで紹介
Contents
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アロエ(アロエエキス)ってどんなもの?美肌に効く有効成分とは?
化粧品などに含まれるアロエエキスは、アロエの葉汁を乾燥させたもの。
次のような成分を含んでいることから、アロエは美容に注目されています。
- アロエチン
⇒殺菌作用 - アロミチン
⇒抗ウイルス作用 - アロイン
⇒腸のはたらきを活発にして便意を促す - ミネラル・アミノ酸
⇒肌の健康維持や潤いをサポート
「傷口にはアロエを塗る」と昔からいわれるように、抗菌作用が強いのがアロエの特徴。
実は化粧品として肌に塗ることで、雑菌やウイルスから肌を守るのにも役立ちます。
さらにアロエにはコラーゲン生成を促す働きもあり、今では美肌づくりに欠かせません。
かの有名な「クレオパトラ」も、美容のためにアロエエキスを塗っていたんですよ◎
美容・薬に使われるアロエは2種類!タイプで効果が異なる
一口にアロエといっても、実に300以上もの種類があります。
その中でも美容や薬に使われているのが、次の2種類です。
- アロエベラ(食用)
⇒健康や美容効果が期待できる - キダチアロエ(観賞用・薬用)
⇒炎症を抑える医薬品などに応用される
ジュースやヨーグルトなどに入っているのが「アロエベラ」。
食用のアロエで、美肌効果にすぐれているのが特徴です。
一方で「キダチアロエ」は苦味が強く、食用には適していません。
その代わり炎症を抑える効果に長けているので、医薬品に応用されています。
アロエエキス配合の化粧品を選ぶときは、効能別に使い分けるのがオススメ。
「美肌づくりなど美容全般ならアロエベラ、ニキビなどの炎症改善ならキダチアロエ」と選ぶといいでしょう。
アロエに期待できる美容効果4つ◎ニキビやシミにも効くんです!
アロエに期待できる美肌効果は、大きく分けて4つ。
- ニキビ・アトピーといった皮膚炎の予防・緩和
- コラーゲン生成を促して潤いと弾力アップ
- 美白効果でシミ・くすみの改善
- ターンオーバーを促す成分を増やしてくれる
どういったメカニズムで美肌にアプローチするのか、以下で詳しくみていきましょう。
①ニキビ・アトピーといった皮膚炎の予防・緩和
アロエは、ニキビやアトピーといった炎症の予防・緩和に効果的。
- 抗菌作用・抗炎症作用で症状を緩和させる
- 皮脂の過剰な分泌を抑える
- かゆみの原因となるヒスタミンの生成を抑える
アロエエキスは抗炎症作用も検証(※)されていて、肌荒れ緩和の軟膏にも配合されていますよ。
※参考:アロエシンやアロエマンナンなどの抗炎症作用aとタンシノン VI の心臓に及ぼす作用
さらにニキビやアトピーといった、炎症に伴うかゆみも抑える効果もあります。
また皮脂量のバランスを整えることで、毛穴開き予防にも効果的です。
敏感肌で肌トラブルが起きやすい方には、アロエエキスは強い味方ですね!
②コラーゲン生成を促して潤いと弾力アップ
アロエエキスは、コラーゲン生成をサポートするはたらきがあります。
肌細胞にアロエベラエキスを加え培養したところ、Ⅰ型コラーゲン量が増加。アロエはコラーゲン生成を促進することが明らかになりました。
(出典:小林製薬株式会社「ALOE LABO」)
そもそも肌のベースとなる真皮は、70%〜90%がコラーゲンで出来ています。
コラーゲン量が増えることで、肌の弾力アップや潤いアップが期待できるんですね。
実はコラーゲンは20代を境に、年齢ごとに体内から減っていく美容成分…。
今のうちからアロエエキスを摂っていれば、10年以上でもぷるんっと潤いのある素肌でいれるはずです◎
③美白効果でシミ・くすみの改善
アロエには、美白効果が期待できることもわかっています。
アジア系のヒトの皮膚を用いた臨床実験は,アロエシンとそのリポゾーム体がメラニン形成を阻害した。
(中略)アロエシンの美白効果が期待される。
アロエシンがシミやくすみの原因である、「メラニン物質」の生成を邪魔するというわけです。
さらに、メラニン合成を抑えるビタミンCも豊富。
アロエ独自の成分とビタミンCのダブルパワーで、グングン美白に近づけます。
色素沈着によるニキビ跡の改善にも効果的ですよ。
アロエエキス配合コスメで、透明感のある素肌を取り戻していきましょう!
④ターンオーバーを促す成分を増やしてくれる
アロエは、肌のターンオーバーを促す成分を増やす効果も実証済み。
特にアロエベラについて、濃度が高くなるにつれてターンオーバー促進成分インボルクリンが増えるという研究も◎
さらにアロエエキスには、紫外線ダメージから肌を守る作用も!
肌のターンオーバーを乱す紫外線ダメージを抑えることで、肌の生まれ変わりをよりスムーズにできます。
美白効果とも相まって、シミやくすみのない若々しい素肌をキープできますよ。
アロエの効果的な利用方法◎アロエ配合商品が安全
アロエを効果的に取り入れる方法は、肌に塗る・食べて体内に取り入れるの2択です。
- 塗る⇒化粧水や美容クリーム
- 食べる⇒アロエヨーグルト
【化粧品】化粧水や美容クリームで肌に塗る
毎日のスキンケアにアロエを取り入れるなら、化粧水や美容クリームで塗り込むのが最適。
重点的にニキビやシミを改善するなら、化粧水をコットンに染み込ませてパックするのがオススメ。
アロエエキス配合コスメはたくさんあるので、ドラッフストアでもすぐに見つかるはずです。
ちなみに、生のアロエを直接肌に塗るともありますが、肌荒れのリスクがあるのでオススメしません。
雑菌処理がうまく出来ず、かえって美肌から遠のく可能性も…。
アロエエキス配合コスメを使うのが手軽・安全ですよ。
【食品】アロエヨーグルトが手軽でおすすめ
アロエを食べる場合は、アロエ入りヨーグルトが手軽&おいしくておすすめ!
「ヨーグルトで美容効果あるの?」と思われるかもしれません。
しかし森永の実験では、アロエヨーグルトの摂取でニキビや毛穴開きが改善したと報告されているんです◎
※参考:アロエおよびヨーグルトが及ぼす メラニン生成細胞への影響
そもそも、ヨーグルト自体も保湿・ターンオーバー促進がある食品。
腸内環境完全による美肌効果も期待できるので、インナーケアにはもってこいです。
(参考:【腸活美人を目指そう】腸内環境の改善が美肌を作る!肌荒れしてもすぐできる善玉菌の増やし方)
もし食用アロエを活用する場合は、以下の手順で下処理してから食べてください。
- トゲを包丁で切り落とす
- 皮を剥く
- 軽く茹でてヌメりを落とす
コスメだけでなく、アロエヨーグルトなどで内側からキレイをつくり出してみましょう。
アロエを食べすぎると副作用が!妊婦さんは流産の危険性も…
アロエは、経口摂取によって副作用があるので注意が必要です。
- 下痢
- 腹痛
- 子宮収縮
- 血圧低下
とはいえアロエ自体の毒性があるわけではなく、アロエエキスのはたらきによるものです。
たとえばアロエには緩下作用があり、腸を刺激して便意を促します。
便秘改善には効果的ですが、食べすぎるとお腹を下しかねません…。
また子宮を収縮する作用があるので、妊娠中はアロエの摂取は控えてください。
最悪の場合、流産の恐れもあります。
スキンケアで肌にアロエエキスを塗る場合は、副作用の心配はほとんどありません。
※参考:厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』
ただし商品が肌に合わないケースがあるので、敏感肌の方はパッチテストしておくと安心です。
昔から馴染みのあるアロエですが、美肌づくりに効果的なのは意外でしたね。
ちょっと良いかも!と興味を持った方は、スキンケアコスメを見直してみてはどうでしょうか。
- ニキビ・アトピーといった皮膚炎の予防・緩和
- コラーゲン生成を促して潤いと弾力アップ
- 美白効果でシミ・くすみの改善
- ターンオーバーを促す成分を増やしてくれる
またアロエヨーグルトなら、おいしく手軽にアロエを摂取できておすすめ。
食べ過ぎには注意しつつ、正しく取り入れて“自慢したくなる素肌”を目指していきましょう◎
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