敏感肌だとスキンケア用品を選ぶのも一苦労…。
ニキビやヒリヒリ感がでる原因がわかれば、対策もしやすいですよね。
実は、敏感肌の方の多くは一時的な肌の症状であるケースがほとんどなんです。
つまりスキンケア方法の見直しで、あなたの敏感肌もスグに改善できるということ◎
今回は「どれを選べばいいかわからない」という方に向けて、敏感肌の原因と化粧品を選ぶコツを解説していきます。
正しいスキンケアで敏感肌と上手につきあって、コスメをもっと楽しんでいきましょう。
【この記事でわかること】
- 敏感肌とはどんな状態?一時的な症状の人がほとんど
- 敏感肌のスキンケア方法◎クレンジング選びと保湿成分がカギ
- コスメや妊娠…敏感肌のスキンケアに関するQ&Aもチェック
Contents
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敏感肌とは?実は“一時的”な敏感肌かも!
そもそも敏感肌とは、外部・内部からの刺激を受けやすい肌状態のこと。
といっても皮膚科学的には、敏感肌に明確な定義はありません。
アトピーをはじめとする皮膚炎や季節性の肌荒れ、こういった肌トラブルも敏感肌に含まれる場合があります。
目に見えた症状がなくても、次のチェック項目に当てはまる方は敏感肌の可能性大です。
- 化粧品によってヒリヒリ感を感じることがある
- 季節によってハリ・突っ張り感がでる
- 花粉の季節や、ホコリっぽい部屋で肌がムズムズする
- 肌荒れが治っても、またすぐに繰り返す
- 乾燥しがちな冬は、体中がかゆくなる
- 疲れやストレスで肌荒れを起こす
花粉や乾燥など季節で肌のゆらぎを感じる方も多く、ほとんどは一時的なモノ。
スキンケアや生活習慣で、敏感肌の改善・予防は十分可能です。
まずは毎日使うスキンケアアイテムから見直すのが手っ取り早いでしょう。
ニキビや乾燥を繰り返すのは「バリア機能」の低下が原因
そもそも敏感肌の方が肌荒れしやすいのは、肌のバリア機能が低下しやすいのが主な原因。
✔︎内的要因
- ストレス
- 睡眠不足
- 栄養不足
- 疲れ
- ホルモンバランスの乱れ
など
✔︎外的要因
- ほこり
- 紫外線
- ダニ
- 花粉
- 汗
- 湿度の変化
- 化粧品などの塗布剤
など
上記のような内的・外的な刺激を受けると、肌のうるおいに重要な「セラミド」が減少します。
(関連記事:セラミドの効果ホントに知ってる?美容液の種類・違いを知らないと損かも…。)
セラミドが減ると肌が乾燥し、余計にダメージを受けてバリア機能が回復しない負のサイクルに…。
その結果、ニキビやヒリヒリした痛み、乾燥を繰り返してしまいます。
敏感肌を改善していくには、肌への刺激を抑える・保湿を徹底することが重要です。
敏感肌のスキンケア方法のコツ2つ!クレンジングタイプや保湿成分が重要
敏感肌のスキンケア用品は、基本的に「敏感肌用」を選ぶようにしましょう。
その上で次のような商品タイプや美容成分を意識して選ぶことが、敏感肌改善の近道です。
- 低刺激のクレンジングタイプ「ミルク、バーム」を選ぶ
- バリア機能を回復する保湿剤を使う
《ポイント①》低刺激のクレンジング「ミルク、バーム」を選ぶ
敏感肌の方は、低刺激のクレンジング剤を選ぶのがベスト。
- やさしくしっとり仕上げる「ミルクタイプのクレンジング剤」
- 保湿効果もある「バームタイプのクレンジング剤」
ミルクタイプはほどよい洗浄力がありながら、洗い上がりがしっとりしているので低刺激。
症状を問わず、幅広い方が使いやすいでしょう。
一方バームタイプは、肌を潤してつるんと仕上げてくれる保湿力の高さがメリット。
特に乾燥性敏感肌の方にオススメです。
逆に敏感肌の方が避けるべきなのが、オイルタイプとシートタイプ。
オイルタイプは洗浄力が強すぎて、肌荒れを悪化させかねません。
同様に、シートタイプも摩擦ダメージで肌の負担になります。
他にも着色料や合成香料、アルコールなど、添加物もできるだけ避けるのがベター。
クレンジングを選ぶときは、とにかく肌への刺激を避けるのが最優先です。
またよくなじませてから洗い流すのが、上手なクレンジングのコツ。
1分程度、手の平で円を描くようにメイクとなじませてください。
目や鼻など凹凸のある部分は、やさしい力加減で指の腹を使いましょう。
ゴシゴシと強くこすらないように注意してくださいね。
敏感肌の方におすすめの洗顔方法
敏感肌の方は、クレンジング後の洗顔も重要。
下記の流れを、全部で“1分以内”に済ませるのが大切です。
手早く行うことで、肌への負担を最小限に抑えられます。
- 40度以下のぬるま湯で軽く顔を濡らす
- 適量の洗顔料を手にだす
- “空気をいれる”ように、洗顔料をしっかり泡立てる
- 泡を「おでこ・鼻・あご・両頬」に乗せる
- 擦らずに、泡の弾力だけで洗っていく
- 40度以下のぬるま湯で洗い流す
- 洗顔後、5分以内に保湿する
洗顔料は、泡だて用ネットを使うと簡単に泡だてられてオススメ。
100均で手に入るので、1つ持っておくと便利です。
また洗い流すときのお湯の温度は、40度以下のぬるま湯にしましょう!
40度以上だと、肌のセラミドが流出する恐れがあります。
※参考:Kao
敏感肌の改善・予防にはメイク残しを避けるのも大切ですよ。
《ポイント②》バリア機能を回復する3つの保湿成分を活用
クレンジング・洗顔後は、当然ながら保湿が大切!
きちんと保湿することで肌が潤い、バリア機能の向上を期待できます。
肌のバリア機能をサポートしているのが、次の「3因子」と呼ばれる保湿成分です。
これらの因子がそれぞれ働きかけることで、《水分をキャッチして保持して閉じ込める》というわけです。
化粧水を乳液を選ぶときは、3因子が配合されているものを積極的に選んでみてください。
敏感肌のスキンケアに関するQ&A
最後に敏感肌の方のスキンケアに関する4つの疑問に解答!
「もっと詳しく敏感肌のケアを知りたい」という方は、最後まで目を通してみてください。
- 日焼け止めはどうやって選ぶ?
- 敏感肌だと化粧下地はどうすればいい?
- 敏感肌の赤みが取れない…皮膚科で処置できる?
- 妊娠して敏感肌になったけど、どうすればいい?
Q1.日焼け止めはどうやって選べばいい?
敏感肌の方は、次のような項目を押さえて日焼け止めを選んでください。
- 「紫外線吸収剤不使用」のもの
- 無香料や無着色のもの
- 「ナノ粒子不使用」のもの
- お湯や石鹸で落とせるもの
- SPF30ほどのもの
「紫外線吸収剤」とは、紫外線をいったん吸収してから放出するもの。
敏感肌の方だと赤みやかゆみが出やすいので、不使用のものを選びましょう。
また肌にやさしい「無添加」のものや、肌に浸透しすぎない「ナノ粒子不使用」を選ぶのもポイントです。
可能であればSPFは30値までにとどめ、肌を労ってあげましょう。
敏感肌のUV対策には、“飲む日焼け止め”と呼ばれる「ニュートロックスサン」もおすすめ!
肌に直接塗らないので、肌に負担をかけずに紫外線対策できます。
Q2.敏感肌だと化粧下地はどうすればいい?
スキンケア用品とおなじく、化粧下地も「敏感肌用」を選ぶのが鉄則!
敏感肌の方は、以下を参考に化粧下地を選んでみてください。
- 敏感肌用のもの
- 保湿成分が入っているもの
- ノンシリコン処方のもの
- 紫外線散乱剤がつかわれているもの
特に保湿成分の有無やノンシリコンかどうかをチェックしておきましょう。
スキンケアアイテムと同様に、肌への刺激が少ないモノを選ぶのが大切です。
ただしこれらの特徴を踏まえると、崩れやすいベースメイクになってしまいます。
肌にやさしい化粧下地は崩れやすくなることは、理解しておいてください。
「化粧前に皮脂を落として、しっかり保湿ケアする」
「仕上げにメイクキープスプレーを併用する」
など工夫しながら、こまめに化粧直しをしましょう。
Q3.敏感肌の赤みが取れない…皮膚科で処置できる?
敏感肌による症状が慢性的に起こる方は、皮膚科で専門の治療を受けるのをおすすめします。
たとえば皮膚科医では、以下のような処置で敏感肌を治療できますよ。
- イオン導入
⇒イオンパワーで有効成分を肌の奥まで届ける - ヒルドイド処方
⇒角質の水分保持力をグッと高める
乾燥を伴った敏感肌であれば、まずは保湿力バツグンの「ヒルドイド」で潤いを取り戻していきます。
(関連記事:美容目的NG?ヒルドイドの効果3つ!同じ成分の市販薬もあるんです)
またクリニックによっては、イオン導入で有効成分を補給。
健やかな肌にして、肌代謝をアップさせて敏感肌にアプローチしていきます。
敏感肌の症状が一向に改善しない方は、一度専門医に相談してみてください◎
Q4.妊娠して敏感肌になったけど、どうすればいい?
妊娠中の敏感肌ケアも、今回紹介した低刺激なクレンジング・洗顔と徹底して保湿ケアを試してみてください!
そもそも妊娠して急に敏感肌になるのは、ホルモンバランスが大きく変化するから。
妊娠中のホルモンの影響で、妊婦の多くは肌が敏感になり、トラブルを起こしやすくなります。
(出典:病院検索ホスピタ)
ホルモンの影響で肌が乾燥しやすくなり、バリア機能低下によって敏感になるんですね。
妊婦さんも肌にやさしくクレンジングや洗顔をし、上述した有効な保湿成分を活用していきましょう◎
今回お伝えしたように、敏感肌による肌トラブルの原因は肌のバリア機能の低下。
まずは肌に低刺激なクレンジングと、有効成分が入った保湿剤でスキンケアすることが大切です。
✔︎クレンジング・洗顔
- ミルクタイプ
- バームタイプ
✔︎保湿剤の有効成分
- セラミド
- アミノ酸
- スクワラン
これらのスキンケアを徹底し心がければ、バリア機能の回復が期待できます。
皮膚科でも敏感肌の治療では保湿ケアを行うので、まずは毎日のクレンジングや保湿を見直してみてください!
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