レチノールのシミ・シワ改善効果は治療薬並み!?使い方・副作用まで徹底解説

レチノールのシミ・シワ改善効果は治療薬並み!?使い方・副作用まで徹底解説

美容成分として“レチノール”が最近注目されています。

エイジングケアの代表的な成分で、その効果は研究で実証されているほど。
とはいえ、「気になるけど効果や副作用はどうなの?」という方も多いのではないでしょうか。

今回はそのような方に向けて、レチノールのスキンケア効果を徹底解説
さらに効果を最大限に引き出す使い方や副作用・注意点についても詳しく紹介していますよ。

レチノール化粧品を取り入れて、「1ヶ月前よりもシミやシワが軽減してる!」と実感してみてください◎

【この記事でわかること】

  • レチノール=ビタミンA!体内に入ると健康をサポートする成分に変化する
  • くすみやシワ改善、ニキビなどの肌荒れ解消など、オールマイティな美容効果アリ
  • 毎日使ってもOK?副作用はある?レチノールを安全に使うにはタイミングが重要

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レチノールとは?治療薬として認可された美容成分

レチノールはビタミンAの一種 エイジングケアの代名詞で幅広い効果アリ

そもそもレチノールとは、ビタミンAのこと。
緑黄色野菜にたっぷり含まれるビタミンA(レチノール)が、皮膚や粘膜にアプローチすることから化粧品にも応用されはじめました。

医療の現場でも使われていて、アメリカでは肌トラブルの治療薬として認可(※)されているほどです。
※参考:なでしこ皮膚科クリニック

またレチノールは肌に浸透すると、3段階に変化。
レチノール<レチナール<レチノインの順で効果が高くなります。

種類レチノールレチナールレチノイン
(トレチノイン)
アイテム化粧品医薬部外品医薬品
効果や副作用弱めふつう強め

ただレチノインは肌への効果が高い分、刺激が強いので赤みやかゆみといった副作用が出る可能性も…。
市販薬では安全面を考慮して、レチノール・レチノールが使われています。

効果の即効性などは若干異なりますが、どの形態であってもレチノールの美容効果自体には違いはありません。
自分の肌質に合わせて使い分けることが、レチノールを使いこなすカギになりますよ。

シミ・ニキビの改善に!レチノールのスキンケア効果3つ

治療薬としても活用されるレチノールのスキンケア効果は、大きくわけて3つ。

  • ターンオーバーを促してシミ・くすみを改善
  • 美容成分をサポートしてシワ・たるみを軽減
  • ニキビや毛穴開きなどの肌荒れを解消

シミやシワといった年齢による肌トラブルに特に効果的です。
レチノール化粧品でスキンケアすることで、ハリと透明感のある素肌に導けますよ。

①ターンオーバーを促してシミ・くすみを改善

レチノールの効果① シミ・くすみを薄くする ニキビ跡にも効果的

レチノールの代表的なスキンケア効果が、シミやくすみの改善

レチノールには角質を押し上げるはたらきがあり、ターンオーバーを活性化させます。
ピーリングのようなイメージで、メラニンを含む古い角質が除去されていくんですね。

このレチノールの効果は研究でも確認済み。

レチノールは肌に入るとレチノイン酸となって作用し、肌の生まれ変わりを促進し、衰えた細胞を排除します。

(出典:株式会社シクロケムバイオ)

肌の生まれ変わり促すので、色素沈着によるニキビ跡の解消にも効果的です。

「以前よりもシミが増えてきた…」という方は、レチノール化粧品を試してみるといいでしょう。

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②美容成分をサポートしてシワ・たるみを軽減

レチノールの効果② 肌にハリを与えて シワ・たるみにアプローチ

レチノールでスキンケアすると、シワやたるみの緩和も期待できます。

これはレチノールが、ヒアルロン酸コラーゲンをつくる細胞を刺激するから。
肌を構成する成分の生成をサポートすることで、肌の水分量を高められるというわけです。

この包接体(※)を配合したクリームやジェル化粧品の効能評価試験においてシワ減少効果や肌弾力性の向上が確認されています。
※包接体(ほうせつたい)は、成分を凝縮させたカプセルのようなもの。

(出典:株式会社シクロケムバイオ)

そもそもたるみやほうれい線の原因は、加齢によるコラーゲンやヒアルロン酸などの減少。
レチノールで生成をサポートすることで、年齢を問わずに弾力・ハリを取り戻せるんですね。

「肌にハリがなくなってきた」という方は、今からでもレチノールで美肌成分の生成を助けてあげましょう。

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③ニキビや毛穴開きなどの肌荒れを解消

レチノールの効果③ 毛穴を引きしめてニキビを減らす

レチノールには、ニキビや毛穴開きなどの肌荒れを解消する効果も期待大。

レチノールは皮脂腺に浸透すると、皮脂の分泌量を抑制する特徴があります。
過剰分泌されて毛穴に詰まる皮脂を減らせるので、毛穴開きを改善してニキビ肌を解消してくれるんですね。

さらに前述のように肌にハリが戻ることで、毛穴の引き締め効果も期待できますよ。

これらのはたらきは、皮膚科の治療薬にも応用されるほど。

毛穴・皮脂腺に薬剤が浸透することで、皮脂のコントロールの抑制・ニキビ肌の改善に効果的です。

(出典:シャルムクリニック)

レチノールが毛穴を引き締め皮脂を減らすことで、キメの整った素肌に導いてくれます。
イチゴ鼻で悩む人オイリー肌の人にうってつけですよ。

【レチノールの使い方】毎日使ってもOK?化粧水の前/後?

使いすぎには注意 レチノールは週2日に1回 化粧水を付けた後に

レチノール化粧品の基本的な使い方は、下記の通り。

  • 《化粧水⇒レチノール化粧品⇒保湿化粧品》の順番で使う
  • 使い始めは週2日に1回程度でOK
  • レチノール化粧品は夜だけ使用する
    ⇒翌日はSPF30以上の日焼け止めを使う

レチノール化粧品は化粧水のあとにつかい、保湿クリームなどでレチノールをギュッと閉じ込めてあげましょう。

レチノールは効果の高い美容成分ですが、毎日使えばいいというワケではないので要注意。

肌の負担になりう肌荒れを起こしかねないので、使い始めは週2日を目安に使ってください。
肌の状態をみながら、使用頻度を増やすか濃度をあげるのがオススメですよ。

さらにレチノールでスキンケアをするなら、がおすすめ。
レチノールは日差しで破壊される性質があるので、日中につかっても十分な効果を得られません。

 

また詳しくは後述しますが、レチノールの使用中は肌がデリケートになりやすいです。
レチノールを使用した翌日は、必ず日焼け止めを塗って紫外線対策してくださいね。

レチノールの効果を実感するまでの期間

レチノールの美容効果を感じられるまでには、最低でも1ヶ月の期間が必要。
これは肌の生まれ変わりが28日周期かかるためです。

レチノールはターンオーバーを促して美肌効果を引き出す成分。
コツコツと1ヶ月以上は使い続けるようにしてみてください。

レチノール化粧品は《クリーム・美容液》がオススメ!選び方も解説

美容液・クリームで浸透させる 「パルミチン酸レチノール」が記載されているものは低刺激でオススメ

レチノール化粧品を使うなら、美容液クリームがおすすめ。
レチノールは油になじみやすい性質があるので、美容液やクリームだと肌に取り入れやすいです。

また以下の3つのポイントを意識してレチノール化粧品を選ぶことで、安全にレチノールを使えます。

  • 配合濃度0.1%程度の低濃度のもの
  • 肌への刺激が少ない「パルミチン酸レチノール」と記載されているもの
  • 保湿成分がプラスされているもの

先述のとおり、濃度が高い方が効果はありますが、逆に肌への負担も大きくなるので注意。
海外製などの高濃度のものではなく、0.1%前後の低濃度のものから使いはじめましょう。

成分名で選ぶなら、低刺激で浸透力の高い「パルミチン酸レチノール」「酢酸レチノール」がオススメ。
成分表にこれらの記載があるかチェックしてみてください。

またセラミドやヒアルロン酸などがプラスされていれば、より美肌づくりの手助けになるはずです。

レチノイド反応とは?皮剥けはレチノールの副作用?

カサつきや赤みがでるレチノール反応 長引くようなら皮膚科へ

低濃度のレチノールを週2日つかう程度なら、目立った副作用はありません

ただし使い始めは、どんな人でも赤みやカサカサ感がでる「レチノイド反応」が起こります。

これは肌の新陳代謝が高まったことで起こる好転反応のようなもの
1〜2週間ほどで治るので安心してください。
※参考:いりなか駅前皮フ科ビューティークリニック

とはいえ、敏感肌や乾燥肌の方は強い刺激を感じることもしばしば…。
まずは「低濃度の化粧品でパッチテストをしてから使う」のが安心ですよ。

万が一赤みやヒリヒリ感がなかなか引かない場合は、使用を中止して皮膚科に相談しましょう。

レチノールは治療薬にもつかわれる、効果の確かな美肌成分。
シワ・シミ・くすみといったエイジング効果や、肌荒れ解消などオールマイティな美肌効果を発揮します。

レチノール化粧品を使う場合は、濃度や使用頻度に注意。
下記のポイントに注目して、自分の肌にあわせた使い方を心がけましょう。

  • はじめは週2回程度、「化粧水→レチノール化粧品→保湿ケア」の順番で使う
  • レチノール化粧品は夜に使用し、翌日は紫外線対策をする
  • 肌が弱い方は「濃度0.1%以下」「パルミチン酸レチノールを選ぶ」など、低濃度のアイテムを選ぶ

使い始めて1ヶ月を過ぎることには、シミやシワの変化に気づけるはずですよ!

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