日焼け止めの落とし方!体・顔を正しくクレンジングして肌荒れ知らずになろう

日焼け止めの落とし方!体・顔を正しくクレンジングして肌荒れ知らずになろう

美肌のために日焼け止めクリームを塗っている方は多いはず。
ただ、日焼け止めの正しい落とし方を知っている方は少ないかもしれません。

間違ったやり方だと、日焼け止めが肌に残ってしまうことも…。
実は肌に負担が大きいアイテムなので、肌荒れの原因になりかねません。

そこで今回は、種類・部位別に日焼け止めの落とし方を詳しく解説。
日焼け止めを落とさずに寝てしまったときの対処法も紹介しています。

日焼け止めを塗ったらしっかり落として、美肌を守っていきましょう。

【この記事でわかること】

  • 水洗いだけはNG!日焼け止めの種類・肌質でクレンジング剤を使い分けよう
  • 日焼け止めを落とすのは”帰宅後すぐ”がベスト!手順をチェック
  • 落とし忘れたら起床後スグの洗顔&スキンケアがカギ
  • この場合はどうすれば?落とし方についての疑問解決

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水洗い・石けんだけはNG!「クレンジング剤」を使うのが必須

日焼け止めを落とす時は必ずクレンジング剤を使う

日焼け止めクリームを落とすときは、必ずクレンジング剤を使うのが大前提。

そもそも日焼け止めは、タイプによって落とし方が3種類に分けられます。

  • 水・石けんで落ちるもの
  • メイク用クレンジングで落ちるもの
  • 専用クレンジングで落ちるもの

オーガニックや敏感肌用の日焼け止めは、水や石けんでも落ちるものがほとんど。

ただ洗い方が足りないと、日焼け止めがいつまでも肌に残ってしまう可能性が高いです。
日焼け止めが肌の付着したままだと、ニキビや毛穴詰まり、湿疹など肌荒れの原因になりかねません。

だからこそ、水・石けんで落ちるタイプであっても必ずクレンジングを使う必要があります。

もちろん水・石けんで落ちるものより、クレンジング剤で落ちるものの方が肌に残りやすいのはたしか。
つまり、クレンジング剤を使い分けるのも大切なんですね。

日焼け止めを正しく落とすためにも、まずはパッケージを確認しておきましょう。

日焼け止めに合わせて「クレンジング剤の種類」を使い分けよう

クレンジング剤の洗浄力で選ぶ 濃いメイクはオイルタイプ 薄いメイクはミルクタイプ

先述のとおり、日焼け止めの種類に合ったクレンジング剤を使うのも重要。
クレンジング剤はタイプによって洗浄力や効果が異なります。

日焼け止め 数値クレンジング剤 種類肌質クレンジング剤の特徴・注意点
ウォータープルーフ
SPF50+
PA++++
オイルタイプ脂性肌合成界面活性剤や油分量が多いため、
肌を乾燥させやすい。乾燥肌の方は注意。
ウォータープルーフ
SPF50+
PA++++
シートタイプ×アルコールでメイクを落とすため、肌への刺激が強い。
SPF30
PA+++
ジェルタイプ敏感肌
乾燥肌
混合肌
「油性タイプ」は、オイルタイプに刺激を受けるが
しっかりメイクしたい人。
「水性タイプ」は薄いメイクをする人にオススメ。
SPF20~30
PA++
クリームタイプ敏感肌
乾燥肌
拭き取るタイプは洗い流すタイプにくらべて
界面活性剤が少ないので、敏感肌の方向け。
洗い流すタイプはダブル洗顔不要、
時短のメリットも。
SPF10
PA+
ミルクタイプ敏感肌
乾燥肌
混合肌
洗浄力が弱い反面、肌への刺激も弱め。
薄いメイクや敏感肌の方にオススメ。

(参考:クレンジング6種類の《選び方》と《洗浄力の違い》!テキトーに選ぶと肌荒れするかも…

クレンジングの洗浄力は、オイルタイプ>シートタイプ>ジェルタイプ>クリームタイプ>ミルクタイプの順番。
真夏のレジャーでしっかりと日焼け止めを塗った日は、オイルタイプのクレンジング剤で落としましょう。

ただし、洗浄力が強いクレンジング剤は肌への刺激も強め。
日常で使う洗顔料で落ちる弱めのタイプであれば、クリーム・ミルクタイプのクレンジング剤が負担になりませんよ。

【顔・体】の日焼け止めの落とし方

顔体 部位別の落とし方を解説

さっそく、顔・体ごとに日焼け止めの落とし方をチェックしていきましょう。

日焼け止めを落とすタイミングは、帰宅した直後が理想です。

落とし方の流れは、クレンジング→洗顔→保湿

シャワーで顔を濡らす前に、乾いた手でクレンジングをします。
クレンジング剤を手になじませ、顔の中心→外側へ塗っていきましょう。
落とすのを忘れがちな首も、しっかり塗ってくださいね。

クレンジング剤を満遍なく顔に塗ったら、ティッシュでオフするのがコツ。
浮いた汚れを吸収させることで、すすぎ残しを防ぐ効果がありますよ。

最後にぬるま湯で洗い流してください。

目元は「アイメイクリムーバー」で落とそう

目元は皮膚が薄くデリケートなので、専用のアイメイクリムーバーを使うのがオススメ。
指の腹を使ってなじませてから、目頭→目尻に伸ばしていきましょう。

ゴシゴシ洗うと目元のシワ、たるみの原因になってしまので注意してください。

体も顔と同様に、クレンジング剤で落としましょう。

顔用のクレンジング剤でもOKですが、肌の弱い方は体用のクレンジングソープを使うのをおすすめします。

スポンジやタオルを使わずに、手でクレンジング剤を塗るのがポイント。
優しく手のひらでクルクルと円を描くように塗ったら、シャワーで洗い流します。
洗い流した後は、ボディソープでもう一度洗いましょう。

ひじや膝の内側は落とし忘れやすいので注意が必要です。

日焼け止めがしっかりと落ちたか確認する

ひととおりのケアが終わった後は、日焼け止めの洗い残しがないか要チェック。

◎洗い残しチェックリスト

  • 肌を触ってぬるつきが残る
  • 膜を張ったように水をはじいている
  • 日焼け止めの香料のにおいがする

上記に当てはまっていなければOKです。
日焼け止めを落とした後の肌は乾燥しやすいで、顔も体もクリームを塗るのを忘れずに!

落とすのを忘れて寝てしまったら…速攻でケアしよう

落とし忘れた時の対処法 美容液やパックで丁寧なケアを

日焼け止めをオフせず寝ちゃった!という緊急事態には、早く落とす&スキンケアを徹底するのを意識しましょう。

  1. 起きたらすぐに日焼け止めを落とす
  2. いつものスキンケア+美容液やパックでケア
  3. 普段より睡眠をしっかりとる

まずは日焼け止めを完全にオフしましょう。

日焼け止めを長時間つけている肌は、刺激に敏感になっている状態。
低刺激のクリーム・ミルクタイプのクレンジング剤で落としてください。

ただしSPF/PA値が高い場合は、オイルタイプなど洗浄力の高いクレンジングを使ってくださいね。

日焼け止めを落とした後にすることは、念入りなスキンケアを意識しましょう。
洗顔料を泡立て、たっぷりの泡で優しく洗います。

化粧水を満遍なく塗った後は、美容液やパックで美容成分を浸透させるのがコツですよ。
乳液や保湿クリームでしっかりフタをするのも忘れずに。

最後に、普段より睡眠時間を多めにとってください。
睡眠によってターンオーバーを正常化させ、ダメージを受けた肌を修復させましょう。

(参考:ターンオーバーと美白の関係性とは?今すぐできる肌の生まれ変わりを助ける方法

日焼け止めの落とし方で気になるQ&A4つ

ニキビがある時もクレンジング剤が必要?

Q1 ニキビができても必ずクレンジング ノンコメドジェニックテスト済みか確認する

ニキビができていても、日焼け止めを塗ったら必ずクレンジングをしましょう。
以下の特徴のあるクレンジング剤を探してみてください。

  • ノンコメドジェニックテスト済みのもの
    (ニキビの元であるコメドができにくいという確認がされている)
  • テクスチャーに厚みがある・ダブル洗顔不要なもの
    (ニキビ肌はデリケートなので、摩擦による刺激を与えないものがベスト)
  • 洗浄力のあるもの
    (メイクの汚れが落としきれていないと、ニキビを誘発してしまうため)

子供の日焼け止めの落とし方は?

Q2 子供にはクレンジング剤を使わない ベビーオイルで優しく落とす

子供はクレンジング剤ではなく、ベビーオイルベビー用の乳液で落とします。

ベビーオイルを塗って日焼け止めを浮かした後、ぬるま湯で絞ったタオルやガーゼで優しく拭きとってあげてください。
拭きとったら、石けんを泡立てて洗い流します。

子供の肌も乾燥するので、落とした後は必ずベビーローションやクリームで保湿しましょう。

クレンジングシートだけで大丈夫?

Q3 クレンジングシートはなるべく使わない 洗浄力が強いので敏感肌の方は注意

すぐにお風呂に入れない時は、クレンジングシートだけでもOK
帰宅後はすぐに落とすことが大切です。

ただシートタイプのクレンジングはアルコール成分が多く含まれており、肌への刺激が強め。
また拭き取り式なので、摩擦による刺激も受けやすいというデメリットがあります。

クレンジングシートを使うのは旅行先や忙しい時だけにして、毎日使用するのは避けましょう。

服についてしまったら、どのように落とせばいい?

Q4 服についた時の対処法 しみの種類ごとに落とし方を変える

日焼け止めは、化粧品と同じように油性の汚れです。
服についたら、普通の洗濯では落とせません。

しみの種類ごとに、以下の手順を参考にしてみてください◎

ついたばかりの白いしみ

洗濯できる衣類であれば、液体洗剤(蛍光剤無配合)やポイント洗い洗剤をつけて15分ほど置きます。

時間がたったら、汚れた部分を軽くもみ洗いしてください。
たいていの衣類はこうすることで汚れが薄くなり、洗濯することできれいになりますよ。

洗濯ができない衣類は、クレンジングオイルと台所用洗剤を1:1で混ぜたしみ抜き剤を使います。

汚れた部分の下にタオルを引き、乾いた歯ブラシにしみ抜き剤を染み込ませてください。
歯ブラシで汚れた部分を叩き、下のタオルに汚れが移ったら水で洗いましょう。

時間がたって黄ばんだしみ

時間が経って黄ばんだしみは、漂白剤を使って洗濯しましょう。

日焼け止めは、そでや襟についてしまうことがあります。
気付かずに放置してしまうと、衣類がいつのまにか黄ばんでいることも。

このような汚れはTシャツやインナーにつくことがほとんどなので、洗濯できるでしょう。
ここで注意するのが「酸素系漂白剤」を使うこと。

下記にもある通り、塩素系漂白剤を使ってしまうと、日焼け止めが赤色に変わってしまう可能性があります。

日焼け止めと漂白剤で赤くなったしみ

実は日焼け止めがついた衣類に塩素系漂白剤を使用すると、赤やピンクのしみに変色してしまいます。

とはいえ、一度変色してしまっても元に戻せるので大丈夫。
まずは白いしみの時と同じ手順で洗いましょう。
初めは効果がなくても、何回か繰り返すうちに落ちてきますよ。

それでも落ちない場合は、ケイ酸塩入りの固形石けんを使うのがオススメ。

もみ洗いをするか、色が消えるまでつけ置きをしましょう。
落ちたら最後に洗濯機にかければ完成です。

服につかない予防策

日焼け止めで服が汚れても対処できますが、せっかくならつく前に予防したいですよね。

【服を汚さない予防策】

  • 日焼け止めを塗った後にベビーパウダーを使う
    (汗や油を吸収する性質があるので、日焼け止めも吸収して服に移りにくくなる)
  • 塗ってから15分程度時間をおいて服を着る
    (日焼け止めをに塗った直後は肌の上に浮いている状態なので、なじむまで待つ)
  • ジェルタイプの日焼け止めを使う
    (さらさらしたテクスチャーのジェルタイプの日焼け止めは、服に移りにくい)

日焼け止めを塗る前にひと手間を加えることで、服を汚す可能性がかなり減りますよ◎

日焼け止めは肌を紫外線から守ってくれますが、ずっと肌につけっぱなしにするのはNG
帰宅したらできるだけ早く、正しい方法で落とすようにしましょう。

【日焼け止めの落とし方をおさらい!】

  • 日焼け止めの種類やSPF/PA値の強さに合ったクレンジング剤を選ぶ
  • 顔・体ごとに乾いた手でクレンジング剤を塗り、ぬるま湯で洗い流す
  • 日焼け止めを落とした肌は乾燥しやすいので、全身を保湿する

万が一つけたまま寝てしまった!という場合は、低刺激のクレンジング剤を使うのがポイント。
落とした後はいつものスキンケアにプラスして、美容液やパックで美容成分を補充しましょう。
しっかり睡眠をとってターンオーバーを促すのも大切ですよ。

塗り方だけでなく落とし方もしっかりマスターして、キレイな素肌を維持していきましょう。

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