美容目的NG？ヒルドイドの効果3つ！同じ成分の市販薬もあるんです

美容目的で使われていることが問題になっている「ヒルドイド」。
「必要とする患者が手にできなくなる」のが、ちょっと前に問題になりましたよね。

最近ではヒルドイドと同じ効果を実感できる類似品も登場！
美容目的で試したい方でも、気軽に市販薬で買えるようになりました。

美容で注目され続けているヒルドイドは、実際に乾燥小じわの緩和やニキビの改善、ターンオーバーの正常化に効果的。

保湿剤の1つで、肌にうるおいを与えるだけでなく

といったスキンケアに欠かせない要素も兼ね備えています◎

ただしヒルドイドは効果がすぐれている分、副作用があるのも事実…。

本記事でヒルドイドの肌への効果と副作用を知って、正しく使っていきましょう。

ヒルドイドとは？医師の処方がないと手に入りません

冒頭でお伝えしたとおり、ヒルドイドとは保湿剤の1つ。

すぐれた保湿作用がある成分で、アトピー性皮膚炎などの肌荒れ治療の処方薬につかわれています。

またヒルドイドのもう一つの働きが「血流促進」。

ヒルドイドに含まれる“ヘパリン類似物質”という物質は血流をよくしてくれます。
血行不良による腫れや痛みの解消が期待できるんですね◎

このはたらきから、皮膚科の軟膏クリームにも使われています。

ヒルドイドは保湿効果や血行促進効果が強いので、医師の処方が必要。

市販では手に入らないので、皮膚治療に必要な場合はクリニックで処方してもらえます。

ヒルドイドの美容目的はNG！類似品でも同じ効果が期待できる

美容効果の高いヒルドイドですが、美容目的で処方してもらうのは控えてください。

ヒルドイドは乾燥肌の改善や、アトピーといった皮膚炎の改善に効果的な成分。
美容目的で処方してもらう人が急増し、クリニックでヒルドイドが品薄状態になっています。

「普通の美容液よりも効果がある」と、SNSなどで話題になってしまったんですね。

その結果、本当にヒルドイドが治療で必要な患者さんにヒルドイドが行き渡らない問題が起きています。

「美容目的NG」といのは、”美容目的で処方してもらうのがNG”ということ。

そこでヒルドイドを美容目的で求める人のために、最近ではヒルドイドの代替品が登場しました◎

ヒルドイドに含まれる「ヘパリン類似物質」を配合した市販のクリーム・ローションがあります。
クリニックで処方されるものと同じ成分なので、市販薬でも十分な効果が期待できますよ♪

乾燥肌やニキビの改善にヒルドイドを役立てるなら、市販の類似品をチェックしてください。

ヒルドイドの肌への3大効果！乾燥小じわやニキビの改善にも役立つ

ヒルドイドは以下3つのはたらきから、肌トラブルの予防・改善に効果的です。

保湿作用や抗炎症作用があるので、日焼けやあせもによる肌荒れの改善にも役立ちます。

肌トラブル改善に必要な3要素があるので、様々な肌トラブルにアプローチできるんですよ。
これはクリニックで処方してもらってまで手に入れたい気持ちもわかりますね。

上記のヒルドイドの肌への効果は、ヘパリン類似物質をつかった類似品でも同様に期待できます。

美容目的で使われる方は、処方薬ではなく市販薬でキレイな肌づくりに活かしていきましょう。

①乾燥肌の改善！乾燥小じわの緩和にも効果的

ヒルドイドの効果でもっとも注目されているのが「保湿効果」。

ヒルドイドには、皮膚の角質層にある“保湿機能に関わる層(ラメラ構造)”の水分量を増やすはたらきがあります。

この働きによる肌の水分量アップの効果は、研究でも検証済み。

ヘパリン類似物質の保湿作用は角層細胞間脂質のラメラ構造の回復促進と2次結合水量の増加に基づくものと考えられた。

(出典：ヘパリン類似物質の保湿作用メカニズム)。

肌の内側から水分量が増えるので、化粧水や乳液の様な“一時的な保湿”アイテムより高い効果を期待できます。

また根本的な乾燥ケアにアプローチするので、乾燥小じわの緩和も期待できますよ♪

②ニキビやアトピーなどの皮膚炎の改善

ヒルドイドには抗炎症作用もあるので、ニキビやアトピーの改善にも効果的◎

はじめにお伝えした通り、ヒルドイドはもともと「アトピー」の治療薬として使われているんですね。

また、肌のバリア機能を改善するはたらきがあると報告されています。
※参考：長瀬内科医院

アトピー治療といえば“ステロイド”がポピュラーですよね。
ステロイドにはバリア機能改善の作用がないので、症状によってはヒルドイドの方が効果的です。

同時に肌のうるおいを高めてくれるので、肌荒れの予防にも役立ちます◎

③血流促進によるターンオーバーの改善

ヒルドイドには血行促進の働きがあるので、スムーズなターンオーバーが期待できます。

ターンオーバーが乱れる原因の一つが「血行不良」。
血行が悪くなると老廃物がたまりやすく、代謝が悪くなるんですね。

つまりヒルドイドで血流が良くなると、老廃物が流れていきターンオーバーが正常になるという仕組み。

肌細胞の代謝がアップするので、

といった肌トラブルの予防・改善も相乗効果として期待できます◎

こういった様々なアプローチができることも、ヒルドイドが注目され始めた理由なんですね。

ヒルドイドの使い方は？塗る時の目安量はこれくらい！

ヒルドイドの市販薬の使い方は、下記2パターンが主流。

スキンケアとして使うなら、洗顔後や入浴後といった肌が乾燥しやすいタイミングに塗るのがオススメです。
またローションなら化粧水や乳液のように、化粧下地として応用する方法もあります。

肌に塗る量が多いとかゆみやピリピリ感がでるので、以下の量を参考に塗ってください。

こちらの使用量はあくまでも目安。

人によっては赤みが出やすいこともあるので、初めは少量から塗るようにしましょう。

ヒルドイドは副作用があるので注意が必要

ここまで何度かお伝えしてきましたが、ヒルドイドには以下のような副作用があります。

これらの副作用の原因は、ヒルドイドの血流をよくする働き。
血流が良くなることで肌に赤みがでたり、痒くなったりするんですね。

ただ、これは処方薬でも市販薬でも起こる可能性がある副作用です。

ヒルドイドが肌に合わない人もいるので、まずは少量塗ってパッチテストしておくと安全に使えます◎

クリニックで処方された方は、副作用があれば医師にすぐ相談しましょう。

こんな人はヒルドイドの使用は控えてください！

美容効果の高いヒルドイドですが、下記に当てはまる人は使用を控えるようにしてください。

処方薬のヒルドイドの多くは、身体的にデリケートな時期である妊娠中や授乳中は控えるよう記載されています。
「どうしても」という場合は、かかりつけの医師に相談してみてください。

そして「出血しやすい・血液が固まりにくい」といった血液疾患の方は要注意！

ヒルドイドは血流促進のはたらきがあるので、怪我をした時に大量出血してしまうなどトラブルの原因になりかねません。

何かと話題のヒルドイドですが、ここまで注目されている理由も頷けるすぐれた保湿剤でしたね。

美容目的で考えている方は、処方薬ではなく市販薬を手にしてください。
類似品ではありますが、同じ成分配合なので同様の効果を実感できますよ◎

本当に必要な患者さんのためにも正しい知識を身につけて、ヒルドイドであなたの肌トラブルを改善していきましょう！