最近では保湿や美容の成分で「プロテオグリカン」が注目されています。
- ヒアルロン酸以上の保水力
- 肌のターンオーバー活性化
- 美容成分の生成を助ける
といった他の美容材にはない効果を備えた成分です。
実際に、プロテオグリカンの美容作用に関して数々の研究結果も出ています◎
このページではそんなプロテオグリカンの効果をじっくり解説。
「もっと早く知っておけばよかった…！」ときっと思うはずですよ♪
【この記事でわかること】
- プロテオグリカンは肌のハリ・潤いに欠かせない美容成分
- 保湿＆肌細胞生成がカギ！プロテオグリカン化粧品の美容効果
- プロテオグリカン原液はイオン導入NG…効果的な使い方
- プロテオグリカン配合のサプリは健康効果もアリ◎
- プロテオグリカンの副作用はほぼなし！でもアレルギーには注意
Contents
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プロテオグリカンとは何者？美肌や関節に欠かせない存在
そもそもプロテオグリカンとは、糖とタンパク質があわさった“糖タンパク質”のこと。
19世紀末に発見され、当時は貴重な成分として「1g：3000万円」という高値で取引されていました。
そんなプロテオグリカンは、人をはじめとする動物の体内にも存在する成分です。
特に皮膚や軟骨部分に多く含まれています。
- 皮膚のプロテオグリカン：肌のハリや潤いに役立っている
- 軟骨のプロテオグリカン：関節のサポートに役立っている
細胞と細胞の間を満たす成分として、コラーゲンなどの美容成分といっしょにキレイと健康を維持してくれる存在です。
またプロテオグリカンは美容液やサプリだけでなく、医薬品にも応用されています。
19世紀末に発見されたプロテオグリカンの原料は、牛の気官軟骨からの抽出物。
限られた希少な部位からしか抽出できなかったので、上記の通り1g3000万円と高価でした。
現在のプロテオグリカンの原料は「サケの鼻頭の軟骨」からの抽出です。
技術が進みサケからの抽出が可能となったことで、今日のコスメやサプリに低コストで利用できるようになりました。
今日では美容に欠かせない成分として、幅広い製品に使われています◎
プロテオグリカン化粧品・原液の効果
プロテオグリカン化粧水や原液の美容効果は、大きく分けて3つあります。
- 肌のターンオーバー活性化
- 肌の保湿
- ヒアルロン酸とコラーゲンの生成力を高める
プロテオグリカンは肌老化の抑制と保湿機能のから、多くのコスメに応用され始めました。
また代表的な美容成分のヒアルロン酸とコラーゲンの生産力向上のはたらきも検証済み。
「プロテオグリカン・ヒアルロン酸・コラーゲン」のトリプルパワーで、潤いとハリのある素肌を取り戻してくれるはずです。
もちろん上記の美容効果はプロテオグリカンサプリでも実感できます。
まずはコスメの作用として下記に目を通してください。
①肌のターンオーバーを活性化！「EGF」と同じ作用がある
プロテオグリカンの代表的な効果が、肌のターンオーバー活性化です。
そもそも人の肌老化に大きく関わっているのが、EGF(上皮細胞増殖因子)という因子。
EGFは、肌細胞を増やしたり成長させる因子です。
プロテオグリカンにはEGFと同様のはたらきがあるので、肌細胞を活気づけて肌の老化を防げるんですね。
プロテオグリカンのアンチエイジング効果は研究結果で報告済み。
サケ軟骨由来PGには美容製品素材として、シワ改善、抗老化などのアンチエイジング効果が期待されることがわかった。
新しい肌細胞をプロテオグリカンがどんどん作ってくれるので、
- 小シワ
- 肌のくすみ
- シミ
- 肌のたるみ
といった肌老化によるトラブルの予防・改善が期待できます。
今のうちからプロテオグリカンでスキンケアしておけば、年齢を重ねても羨ましがられる若々しい素肌を保てるはずですよ◎
肌老化を食い止めるEGFですが、残念なことに年齢とともに減少してしまいます。
なんと50代では、20代の3分の1のEGF濃度に…。
体内EGFが減少することが新陳代謝の低下を招き、肌トラブルを引き起こすというわけです。
20代を超えてお肌の曲がり角を迎えたなら、特に意識して「プロテオグリカン」でケアしていきましょう。
②肌の保湿機能！保水力はヒアルロン酸以上！？
プロテオグリカンは、保湿効果に優れているのも特徴の1つ。
引用：一丸ファルコス株式会社
上の図は各保湿剤の保水能力を比べたものですが、ヒアルロン酸よりも保水力があることがわかります。
プロテオグリカンの芯となるタンパク質は、ふさふさしたスポンジのような性質。
スポンジのように水分をギュッと吸収することができるので、肌にうるおいを与えることができるんですね。
さらにプロテオグリカンのコスメは保水力が高いにも関わらず、オイルのようにベタつかずサラッとしています。
肌のカサつきが気になる女性でも、サッパリした使い心地でみずみずしい素肌を取り戻せるでしょう◎
プロテオグリカンの保湿力アップでニキビ予防もできる！
プロテオグリカンで肌のうるおいが保たれると、ニキビができにくくなります。
肌のうるいおいは、肌を守る“バリア”のようなもの。
肌が乾燥していると、肌が外部刺激を受けやすくなりニキビの原因となります。
そのためプロテオグリカンが肌にうるおいを与えば、バリア機能が向上し外部刺激でニキビができにくくなるというわけです。
「皮脂量が多くないのにニビができる」という方は、プロテオグリカンで保水してあげると予防できるはずですよ。
③コラーゲンやヒアルロン酸の生産性を高める
プロテオグリカンは、コラーゲンやヒアルロン酸の生産促進にも効果的。
以下はプロテオグリカンのヒアルロン酸とコラーゲンの生産量を表したグラフです。
引用：一丸ファルコス株式会社
グラフから分かるとおり、プロテオグリカンを摂取することで未摂取よりも約1.5倍も生産量が上がっている結果に。
- ヒアルロン酸⇒肌に潤いを与える
- コラーゲン⇒肌のもっちりした弾力を保つ
といった相乗効果も望めます。
肌老化の抑制と保湿を行いながら、角層の中で肌の土台づくりもできるというわけです。
ヒアルロン酸もコラーゲンも、加齢によって減少する美容成分。
プロテオグリカンで生産力を高めて、今以上に弾力と潤いのある素肌づくりを目指していきましょう。
プロテオグリカン原液の使い方
プロテオグリカンは化粧水や美容クリームに配合されているだけでなく、原液でも販売されています。
通常のコスメよりも、原液の方が浸透力が高いのが特徴。
皮膚の奥までプロテオグリカンを届かせて効果を実感したい方は、原液を選ぶといいでしょう。
原液といっても使い方は簡単。
朝晩の2回、洗顔後にプロテオグリカン原液を塗るだけです。
洗顔後にメイクをするなら、乳液や美容クリームの前に原液を塗りましょう。
乳液の後だと乳液がバリアとなって原液が浸透しにくくなってしまうので、注意してくださいね。
プロテオグリカン原液やコスメはイオン導入できない
プロテオグリカン原液やコスメはイオン導入ができません。
イオン導入とは、肌に微弱な電流を流して美容成分を浸透させやすくする方法。
分子の細かな成分には有効ですが、プロテオグリカンは分子が大きく導入効果が期待できません。
そのためプロテオグリカンコスメは、毎日こまめに塗ることが重要。
さらに上から乳液や化粧水を加えることで、プロテオグリカンが皮膚にとどまって作用するのを手助けしてくれます。
プロテオグリカン配合サプリならではの健康効果アリ
プロテオグリカン配合サプリは美容効果に加え、健康効果も期待できます。
先述の通り、プロテオグリカンはもともとヒトの軟骨にも存在する成分。
サプリで補うことで、関節の動きを助けることができます。
また体内の炎症やアレルギーを抑えてくれる細胞の活性化にも効果的です。
身近なところでいうと、喘息やアレルギー性皮膚炎の緩和が望めます。
関節症やアレルギー症状に悩んでいるなら、コスメと併せてプロテオグリカンサプリの摂取も検討してみましょう。
プロテオグリカンの副作用はほぼゼロ！
プロテオグリカンの化粧品やサプリには、基本的に副作用はありません。
天然由来成分なので、安全に使ったり摂取したりできます。
ただしサケから抽出した成分なので、食物アレルギーがある方は医師に確認しておくと安心です。
コスメに関しては、肌への刺激なしで使用OK。
敏感肌や乾燥肌の方でも、安心してプロテオグリカン原液や化粧品を使えます。
プロテオグリカンサプリの摂取量による危険性もなし
プロテオグリカンが凝縮されたサプリを服用しても、摂取量に伴うリスクはないと考えられます。
ヒト安全性試験においては，PGNPを1日当たり1500mg（PGとして600mg），5日間継続摂取しても臨床上問題となることはなかった．
文献のとおり、1日600mgのプロテオグリカンを5日間摂取し続けても問題はなかったそうです。
一般的なプロテオグリカンサプリのプロテオグリカン量は「5〜7mg」。
つまりヒトの臨床実験では、サプリの約100倍のプロテオグリカンを摂っても大丈夫だったということ。
サプリを飲みすぎて肌荒れや体調不良になる…ということは、基本的にないんですね。
とはいえ、サプリをたくさん飲めば効果が高まったり、変化が早まるワケではありません。
万が一のことを考えて、商品ごとの目安量を守って摂取するようにしてくださいね。
まだそこまで馴染みのない「プロテオグリカン」。
しかし研究がどんどん進み、今回紹介したようにきちんと美容効果が実証されている成分でした。
◎プロテオグリカン原液・コスメの効果
- 肌のターンオーバー活性化
- 肌の保湿
- ヒアルロン酸とコラーゲンの生成力を高める
◎プロテオグリカンサプリの効果
- 関節痛の緩和
- 炎症やアレルギーの抑制
プロテオグリカンは角層内にある因子と同じく、肌老化を防いでくれます。
また保水力はメジャーな美容成分のヒアルロン酸以上。
プロテオグリカンで潤いのある若々しい素肌をキープして、周りと差をつけちゃいましょう◎
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