花粉による肌荒れは、実は花粉症じゃない人でも起こるって知ってますか?
特に敏感肌の方は、2月から春にかけて花粉で肌荒れしやすい時期。
花粉による肌荒れは誰にでも起こりうる症状なので、花粉で肌荒れをする前に予防しておくことが大切です。
このページでは、今日から取り組める花粉による肌荒れの予防・ケア方法を紹介していきます。
「花粉症になったばかりで、肌荒れ対策がわからない」
「春先に肌荒れするけど花粉のせい?どうすればいい?」
このような方は当記事を参考に対策して、お花見などをしっかり楽しんでいきましょう◎
【この記事でわかること】
- 花粉で肌荒れを起こす原因は「肌の乾燥」だった!
- 花粉で肌荒れを起こさないための4つの予防方法
- 花粉で肌荒れした時のスキンケア方法
- 花粉症のくすりは、花粉による肌荒れに効果がない
Contents
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花粉症による肌荒れの原因は「肌の乾燥」って知ってました?
冒頭でもお伝えしたように、花粉による肌荒れは花粉症でなくとも起こります。
というのも花粉による肌荒れの原因は、肌が乾燥してバリア機能が低下すること。
花粉がダイレクトに肌に付着するので、花粉による刺激を受けやすくなるというわけです。
これを「花粉症皮膚炎」と呼びます。
- ひどく乾燥してカサつく
- 炎症・ニキビ
- 赤み
- かゆみ
- ブツブツした湿疹
春先だけニキビができやすい人は、「花粉ニキビ」の可能性が高いですね。
花粉症の方はもちろん、敏感肌・乾燥肌の人も花粉の季節はケアが大切です。
たったこれだけ!花粉による肌荒れを予防する対策4つ
花粉皮膚炎を日頃から予防するなら、まずはマスクの着用はゼッタイ!
マスクをつけることで、顔に花粉がつくのを防げます。
さらに以下のような対策をすれば、花粉による肌トラブルのリスクがグッと下がるはずですよ。
- 肌を保湿してバリア機能を高める
- 帰宅したらすぐに洗顔して花粉を落とす
- 外出時は「日焼け止め」「ワセリン」などを塗る
- 免疫力を高める食事を口にする
どれもすぐに取り組めるケアばかり。
花粉がひどくなる前に、さっそく今日から対策していきましょう!
【予防①】保湿力の高い化粧品で肌のバリア機能を高める
花粉が飛び始める2月以降は肌の乾燥も気になるシーズン…。
保湿成分でしっかり肌にうるおいを与えて、肌のバリア機能を高めることが花粉症皮膚炎を防ぐ第一歩です!
乾燥が気になる冬の時期は、この保湿成分がはいった化粧品がおすすめ。
- セラミド
⇒セラミドの詳しい美容効果はこちら - コラーゲン
⇒コラーゲンの詳しい美容効果はこちら - ヒアルロン酸
⇒ヒアルロン酸の詳しい美容効果はこちら - アミノ酸
⇒アミノ酸の詳しい美容効果がこちら
肌から水分が蒸発しにくくなり、ぷるんっと潤いのある素肌をキープできます!
乾燥肌でカサつきやすい方は、スキンケアを見直してみてください。
スチーマーで肌の保湿ケアをしている方は、精製水をスチーム水に使ってみてください。
精製水は水道水のように塩素などの不純物がはいっていない“高純度”の水。
不純物による肌への刺激がなく、肌をやさしく潤せます。
日頃から肌への負担を減らせば、花粉による肌荒れも和らぐはずです。
【予防②】帰宅したらすぐに洗顔で花粉を洗い流す
帰宅したら、すぐに顔についた花粉を洗顔で落とすようにしましょう。
洗顔料をしっかり泡立ててから、泡の弾力だけでやさしく洗い流してください。
逆に花粉を落とそうとゴシゴシ擦ると、肌に必要な皮脂まで落ちて乾燥を招くリスクがあ流ので要注意です。
保湿やオイルでバリア機能を高めても、花粉は皮膚の表面に付着したまま。
放置していると花粉による刺激を受けかねません。
花粉が飛び交う2月〜5月は、《帰宅したら即洗顔》を習慣にして肌荒れを予防していきましょう。
【予防③】外出時は「日焼け止め」「ワセリン」などを塗る
花粉の季節の外出はすっぴんはNG!
スッピンだと花粉が肌に付着しやすいです。
特に《日中12時ごろ〜夕方》は花粉が多い時間帯…。
この時間帯に外出する時は、下記の美容アイテムを塗って肌荒れのリスク防止に努めましょう。
- 日焼け止めクリーム
- ファンデーション
- 油性の保湿剤(ワセリンなど)
- 美容オイル
これらの美容アイテムを塗ることで肌に“膜”ができ、肌に直接花粉が付着するのを防げるんですね。
中でも油性のワセリンやオイルなら、肌の水分蒸発をガードするのにも効果的です。
【予防④】免疫力を高める食事を心がける
花粉による肌荒れがひどい方は、免疫力を高める食生活を意識してみてください。
花粉症による肌荒れに効く食事がこちら。
- ヨーグルト
⇒乳酸菌が腸内環境を改善する - 納豆
⇒「納豆菌」が免疫細胞を活性化させる - パプリカ
⇒ビタミンA・C・ Eが免疫力低下の原因物質を除去する
実は免疫細胞のほとんどは腸内にいて、腸内環境を改善するとアレルギー耐性がアップ◎
内側から、花粉による肌荒れを起こしにくい体づくりができるんですね。
たとえば納豆を食べている人は、そうでない人に比べて「約3.5倍もアトピー性皮膚炎になりにくい」と報告*されているほど。
※参考:おかめ納豆サイエンスラボ
コンビニやスーパーで買える、ヨーグルトや納豆なら手軽に食べられますよね。
今のうちから食生活も工夫しておけば、花粉による肌荒れを起こしにくい体質に近づけるはずです。
(関連:【腸活美人を目指そう】腸内環境の改善が美肌を作る!肌荒れしてもすぐできる善玉菌の増やし方)
肌荒れしても大丈夫!花粉症皮膚炎になったときのスキンケア方法
すでに花粉で肌荒れしてしまった…という方は、とにかく悪化を防ぐケアが最優先。
- ワセリンで肌荒れした患部を保護
- ステロイド配合の抗炎症剤を塗る
ワセリンやステロイド剤を使うことで、肌荒れの悪化を防いで炎症を抑制。
花粉で肌トラブルが起きしてしまっても、まだ間に合いますよ!
【ケア①】ワセリンやヒルドイドを塗って肌を保護する
肌がカサカサ乾燥して荒れているという場合は、ワセリンやヒルドイドなどの保湿剤を塗るのがベストです。
(タップ・クリックで詳細ページへ移動します)
花粉で肌荒れを起こすと、肌が余計に乾燥してカサカサに…。
つまり、外部刺激などを受けやすいデリケートな状態なんですね。
そこにワセリンなどで肌に膜を張ることで、直接花粉や刺激が患部に触れることがなくなります。
また軽い肌トラブルなら、保湿剤で肌を保護することで症状が和らぐことも。
「この肌荒れ、花粉のせいかも…」と気付いたら、早めに肌を保護しましょう。
【ケア②】ステロイド配合の抗炎症剤を塗る
花粉症皮膚炎による肌荒れを改善するには、ステロイド外用薬やステロイド配合のクリームが効果的!
ステロイドとは、肌の炎症を鎮めるはたらきがある治療薬です。
皮膚科でも花粉症皮膚炎がひどい場合には、ステロイド治療をしているんですよ◎
明らかに花粉による接触皮膚炎を起こしているときは、ステロイド外用剤を処方します。痒みが強い時は抗ヒスタミン剤を併用、摩擦による「肌荒れ」の時は、ワセリンのみを処方します。
(出典:イシコメ)
「ステロイド配合の軟膏」であれば、クリニックで処方してもらわずともドラッグストアで手に入ります。
まずは市販のステロイド剤で、花粉による肌荒れをケア。
症状がひどい場合は、皮膚科で薬を処方してもらうといいでしょう。
ステロイド剤を塗ると、肌が乾燥しやすくなる可能性があります。
ステロイドを使う時は、同時に保湿ケアも行なってください。
またステロイドは肌への刺激が強いので、塗りすぎず用法用量を守って使いましょう。
花粉症のくすりは、“肌荒れ対策”に意味なし!?
「花粉症の飲みぐすり」を飲んでも、花粉による肌荒れは改善しないので要注意。
花粉症向けのくすりは、アレルギー反応の原因物質のはたらきを体内で阻害するもの。
- 鼻水
- くしゃみ
- 目の痒み
ただ上述でおつたえしたように、花粉症皮膚炎は肌のバリア機能が衰えて花粉が肌に付着することが原因。
「皮膚表面で起きている肌トラブル」の改善は期待できないというわけです。
花粉で肌トラブルが起きたら、「ワセリン」「ステロイド剤」といった塗り薬を活用してケアしましょう。
春先に避けては通れない“花粉による肌荒れ”…。
ひどいカサつきや炎症を起こす前に、今のうちから予防対策をはじめちゃいましょう!
◎花粉による肌荒れの予防方法
- 肌の保水性をサポートする保湿成分で肌のバリア機能を高める
- 帰宅したらすぐに泡洗顔で花粉を洗い流す
- 外出時は「日焼け止め」「ワセリン」を塗って花粉付着を防ぐ
- 腸内環境を整える/免疫力を高める食事を心がける
◎花粉で肌荒れしたときのケア方法
- ワセリンやヒルドイドを塗って乾燥した肌を保護する
- ステロイド配合の抗炎症剤やクリームを塗る
きちんと予防しておけば、わざわざ皮膚科に通うこともなくなるはず◎
肌の保湿や、肌に付着した花粉を落とすことを習慣にして対策してくださいね。
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