「大豆イソフラボン」という成分名、よく耳にしませんか?
超有名な成分なので、女性であれば誰もが1度は聞いたことがあるはず。
…とはいえ「なんだか健康に良さそう!」というイメージはあっても、イマイチ効果がパッとわかりませんよね。
実はシワ改善効果や美白効果、ガン予防といった効果が期待できる成分なんです!
ただ大豆イソフラボンの美肌効果をきちんと実感できるのは、43%の人だけ。
「大豆イソフラボン、効果なかった…」という方は、“ある作用”が体内にできていないのかもしれません。
本記事では大豆イソフラボンの特徴や効果、過剰摂取の危険性についてご紹介。
大豆イソフラボンのくわしい効果を知れば、今よりもっと健やかな素肌と体づくりができますよ◎
Contents
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大豆イソフラボンとは?美容と健康を広くサポートできる◎
大豆イソフラボンとは、女性ホルモンの「エストロゲン」と似たはたらきをする成分。
その名のとおり大豆食品にたくさん含まれています。
カラダの細胞を守る「抗酸化物質」の一種でもあるんですね。
骨や髪の形成、ホルモン障害といった生体機能に深く関わっているので、大豆イソフラボンは「トクホ※」にも応用されています。
※トクホとは、厚生労働省が認めた特定保健用食品のことです。
いわば女性にとっては、「女性らしさ」を引き立てるのに大豆イソフラボンは欠かせない成分とも言えますね。
一方で「動脈硬化の予防」「太い髪をつくる」という効果から、男性にも大豆イソフラボンはおすすめですよ◎
大豆イソフラボンは下記の食品に豊富に含まれています。
- 納豆(1パック):65mg
- 大豆飲料(125ml):69mg
- 豆腐(1/2丁):55mg
- きな粉(おおさじ1杯):15.6mg
- みそ(おおさじ1杯):7.2mg
キレイと健康を気にかけている方は、普段の食事でもこれらの食材を意識して口にしてみてください。
コスメやサプリも取り入れれば、大豆イソフラボンの効果がグッと高まるはずです。
“43%”の人は効果なし!大豆イソフラボンは意味がない人
美容と健康に欠かせない大豆イソフラボンですが、「効果がない!」という声もあります。
というのも、大豆イソフラボンはすべての人に効果があるわけではないんです…。
大豆イソフラボンの効果が出やすいのは、体内で大豆イソフラボンを「エクオール」という物質に変換できる人だけ。
しかも日本でエクオールを作りだせる人は、43%しかいません。
エクオールを作りだせる人の特徴がこの5つ。
あなたはいくつ当てはまるかチェックしてみてください。
- 豆乳や大豆の食品をよく口にする
- 睡眠を8時間以上とっている
- 食物繊維が豊富な食品をよく摂っている
- 毎日運動している
- タバコを吸わない
これらの特徴に当てはまらないと、大豆イソフラボンのコスメやサプリを使っても意味がないかもしれません…。
もし「今まで効果なかった」という方は、生活習慣を見直せばOKです。
たとえ“エクオールを作れない人”だったとしても、上記の習慣を意識すれば改善していきますよ。
生活習慣を見直して、大豆イソフラボンで若々しい素肌とカラダ作りをしていきましょう。
大豆イソフラボンの美容効果6つ《様々な研究で明らかに!》
大豆イソフラボンのはたらきで気になるのは、やはり美容効果ですよね!
化粧品や美容クリームに配合されているように、大豆イソフラボンにはこんなに美肌作用があります。
- 老化防止の抗酸化作用
- 肌に弾力を与えるコラーゲンを増やす
- シワの改善
- 美白効果
- 肌のターンオーバー正常化
- ニキビや炎症の予防・緩和
もちろんこれらの美容効果はコスメだけでなく、サプリメントでも期待大。
何気なく口にしている大豆ですが、こんなにキレイに欠かせない作用があったんですね。
今以上に意識して取り入れてみると、グングン若々しくてモチっとした素肌に変わっていくはずです。
【①抗酸化作用】細胞を守って若々しい肌をキープ◎
化粧品やサプリで大豆イソフラボンを摂ることで、自慢したくなるような若々しい素肌を保てます。
先ほどお伝えしたとおり、大豆イソフラボンは抗酸化物質の一種。
以下の研究でも、大豆イソフラボンの抗酸化作用は確認されています。
大豆イソフラボンは、酸化LDLによる細胞障害を抑制する可能性が示された。
カンタンにいうと、「大豆イソフラボンが細胞へのダメージを抑えた」ということです。
そもそもカラダや肌が老化するのは、細胞が鉄のように酸化する(錆びる)から。
この酸化による細胞へのダメージを抑えることが、若さキープの鍵となります。
紫外線やストレスでも細胞はダメージを受けて、肌の老化が進行。
大豆イソフラボンで日常的にケアしておけば、ライフスタイルによる肌老化の心配もありません。
【②肌の弾力アップ】コラーゲンを増やしてもっちり肌を保つ
大豆イソフラボンには、コラーゲンを増やす働きがあります。
コラーゲンは肌の弾力やツヤに関わる美容成分。
大豆イソフラボンでコラーゲンを増やせれば、もちっと艶のある素肌を取り戻せるというわけです◎
コラーゲンが増えるのは、大豆イソフラボンの抗酸化作用が理由の一つ。
大豆イソフラボンの抗酸化作用で細胞がイキイキは働くようになることで、コラーゲンをたくさん作れるようになります。
コラーゲンは年齢とによって減少する美容成分。
大豆イソフラボンのパワーで、ハリのあるもっちり肌を保っていきましょう。
▼コラーゲンの詳しい美容効果はこちらをチェックしてください。
【③シワ改善】3ヶ月でシワ面積が減少したと確認!
年齢を重ねると、どうしてもシワが目立ってきますよね。
今のうちから大豆イソフラボンでケアしておけば、シワの目立たない素肌をつくり出せますよ◎
大豆イソフラボンはシワを目立たなくするたらきがあると、研究でも確認済み。
シワ面積の変化を調べたところ、3カ月後にプラセボ群に対して有意にシワ面積が減少した。
(出典:日経メディカル)
上記の試験では、3ヶ月間大豆イソフラボンを摂り続けたことでシワが減少しました。
先ほどお伝えした「コラーゲンを増やす作用」で、肌に弾力とハリが生まれるのもシワが減る理由です。
また女性ホルモン分泌の低下はシワが増える原因の一つ。
大豆イソフラボンは女性ホルモンに似たはたらきがあるので、ホルモン障害によるシワ解消にも効果を発揮します。
【④美白効果】色素沈着の原因「メラニン分泌」を抑える
「大豆イソフラボンには美白効果もある」と聞くと意外に思うかもしれません。
こお効果は、大豆イソフラボンに含まれる「ゲニステイン」という成分によるもの。
研究の結果、黒ずみの原因であるメラニン生成を抑えてくれることがわかっています(※)。
※参考:マイナビニュース『大豆イソフラボンの「ゲニステイン」に美白効果!日本農芸化学会で研究発表』
そもそもシミや黒ずみの原因である色素沈着は、メラニンが分泌されることが原因。
大豆イソフラボンにある成分がメラニン分泌を邪魔するので、次第にくすみのない白い素肌に戻っていくんですね。
シミが増えてきたな…という方は、今からでも大豆イソフラボンで美白ケアしてみてください。
【⑤肌のターンオーバー正常化】古い角質もなくなりクスミ解消
大豆イソフラボンの抗酸化作用は、肌のターンオーバーの促進にも期待大。
細胞がダメージから守られることで、細胞の生まれ変わりサイクルが正常にはたらきます。
そうすると新しい肌細胞も作られるようになり、透明感のある素肌をつくりだせるんです。
古い肌の角質がなくなるので、肌のくすみも段々と解消。
「なかなかくすみやシミが消えない」という方は、大豆イソフラボンでターンオーバーを整えてみましょう。
【⑥ニキビ予防・緩和】肌のバリア機能を改善してくれる♪
大豆イソフラボンはニキビの予防や緩和にも効果的です。
ニキビをはじめとする肌の炎症が起きやすい人にも、大豆イソフラボンのコスメやサプリを積極的に使うのをオススメします。
大豆イソフラボン由来の「エクオール」には、皮膚のバリア機能を改善する働きがあることがわかっているんですね。
※参考:NOEVIR
敏感肌の方だと、微粒子や細菌などの外部刺激もニキビの原因。
大豆イソフラボンを取り入れれば、刺激によるニキビや炎症もグンっと少なくなるはずです。
「花粉やホコリで肌が荒れやすい」という敏感肌の方は、大豆イソフラボンを意識して摂ってみるといいでしょう。
また女性特有の「生理前ニキビ」にも効果的。
大豆イソフラボンは女性ホルモンをサポートする成分です。
そのためホルモンバランスが乱れやすい時期の肌荒れにもアプローチしてくれます。
ガン予防も!男女別の大豆イソフラボンの効果
大豆イソフラボンは美容効果だけでなく、女性特有の健康サポートや男性に嬉しい効果も期待できます。
サプリなどの経口摂取の効果になりますが、参考にしてみてください。
【女性特有の効果】
- 乳がんの予防
- 子宮癌の予防
- PMSの緩和
- バストアップ
- 更年期障害の予防・改善
【男性に嬉しい効果】
- 前立腺癌の予防
- 高血圧の緩和
- 動脈硬化の予防
- 髪を太く丈夫にする
このように大豆イソフラボンは、命に関わる「ガン」の予防にも効果的。
《大豆食品を食べる人の方がガン発症率が低い※》という研究結果もあるんです。
※参考:国立がん研究センター
ホルモンに関わる成分なので、乳がんや前立腺ガンなど性別に深く関係する疾患にアプローチしてくれます。
また男性が気にしがちな生活習慣病の予防にも効果を発揮。
大豆イソフラボンは女性に良いイメージですが、男性も積極的に摂るよう心がけてみましょう。
《摂取タイミング》大豆イソフラボンを摂るのはいつでもOK
大豆イソフラボンの「化粧品を使う・サプリを飲む」のは、いつでもOK。
このタイミングが効果大!というのはありません。
化粧品で塗布するなら、毎日のメイクの時に。
サプリで飲むなら、朝や寝る前など続けられるタイミングで取り入れてみてください。
大豆イソフラボンの効果を実感する近道は、毎日継続して摂ることです。
上述したとおりエクオールを作り出すには、大豆イソフラボンをよく口にすることが欠かせません。
はじめは効果が薄いかもしれませんが、続けていけば段々と変化を感じられるはずです。
最低でも3ヶ月は、コスメやサプリの利用を続けてくださいね。
大豆イソフラボンの副作用は?アレルギーに注意
大豆イソフラボンの化粧品やサプリは、健康な人なら副作用なく安全に利用できます。
しかし食物アレルギーを持っている方は注意!
アレルギーを持っている方だと、最悪の場合「かゆみ・蕁麻疹」などの症状がる可能性があります。
アレルギーを持っている方は、利用前に医師に相談してから使うのが安全。
化粧品でも肌に異変を感じたら、使うのを控えましょう。
大豆イソフラボンの「過剰摂取」は危険!
大豆イソフラボンのサプリは摂り過ぎに注意してください。
効果アップのために過剰摂取すると、
- 生理不順
- 下痢
- 神経障害
といった過剰症を引き起こす危険があります。
大豆イソフラボンは女性ホルモンをサポートしますが、摂りすぎると逆にホルモンバランスが崩れてしまうんです。
大豆イソフラボンの1日の上限摂取量は75mg。
サプリで摂取する方は、この値を大幅に超えないように気をつけましょう。
一度に大量摂取しても、大豆イソフラボンの効果は高まりません。
商品ごとに決まった量を、毎日コツコツと摂ることが大切です。
「大豆イソフラボンってこんなに凄かったのか!」と、大豆イソフラボンの魅力を分かってもらえたでしょうか?
- 老化防止の抗酸化作用
- 肌に弾力を与えるコラーゲンを増やす
- シワの改善
- 美白効果
- 肌のターンオーバー正常化
- ニキビや炎症の予防・緩和
大豆イソフラボンはエクオールに変換できないと意味がありません。
「豆乳飲料で効果なかった」という方は、エクオールを作りにくい状態なだけかも!
まずは生活習慣を見直して、大豆イソフラボンの効果を感じやすい体づくりを心がけましょう。
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