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ホームコラムページハイドロキノンクリーム 効果と副作用・正しい使い方について
2021.06.22

ハイドロキノンクリーム 効果と副作用・正しい使い方について

『シミが消えたら良いのに…』
と悩んでませんか?

シミ予防には、 
メラニンの産生を抑制し、

メラニンを作る細胞を減少させること
が大切です。

代表的な美白成分として、
ビタミンCが有名ですが
ハイドロキノンは
ビタミンCの10~100倍の美白効果

があるといわれています。

そのため、ハイドロキノンは
肌の漂白剤とも呼ばれています。

ただし、シミへの効果が高いことから、
副作用などの危険性もあるので、
正しく使用することが大切です。

【この記事の監修コンシェルジュ】

 

コスメコンシェルジュ
松岡 瞳さん
日本化粧品検定1級

 

 

■ハイドロキノンは、こんなシミに効果があります

ハイドロキノンは特定のシミに
効果があると言われています。

 

①日光性黒子
②肝斑

③炎症後色素沈着
④そばかす

 

①日光性黒子

■特徴
 紫外線の蓄積によってできるシミ。
 多くのシミがこのタイプです。

 

■主な原因
紫外線
 長年の紫外線によるダメージが

 徐々に肌に蓄積されて
 シミとなって現れます。
ターンオーバーの乱れ
 紫外線を過剰に浴びたり

 加齢による肌代謝が低下すると
 ターンオーバーで排出できない
 黒色メラニンが色素沈着し
 肌に残り、シミになります。

 

②肝斑

■特徴
 頬骨の高い部分に、
 もやもやした
 薄茶色のシミが
左右対称に発生します。

 

■主な原因
女性ホルモンの乱れ
 女性ホルモンのバランスが崩れると、
 黒色メラニンが多く作り出され、
 シミとなります。

 

③炎症後色素沈着

■特徴
 ニキビや傷、虫刺され、
 かぶれなどによる
 炎症後に色素沈着したシミ

 

■主な原因
傷跡・ニキビ跡・虫刺され跡
 肌に炎症が起きると、
 メラノサイトが刺激され
 黒色メラニンが生成されます。
 その黒色メラニンが正常に排出されず、
 肌に残ってしまったものが
 シミとなって現れます。

 

 

④そばかす(雀卵斑)

■特徴
 両頬や鼻にかけて
 小さな斑点が
 広がって発生するシミ
です

 

■主な原因
遺伝
 体内に存在するメラニンは、
 黒褐色のユーメラニンと、
 黄色や赤色のフェオメラニンの
 2種類に分けられます。

 フェオメラニンの含有量が多い方は、
 そばかすができやすい体質になります。

 

■ハイドロキノンのはたらき

ハイドロキノンは、
メラニン色素の生成を抑え、

メラニン色素を作る細胞を
減少させる成分です。

そのため、
シミ予防だけではなく、
すでに肌に沈着したシミを
減少させる効果

期待できます。

 

 

■ハイドロキノンの副作用について

ハイドロキノンは
非常に不安定な成分です。

使用方法を守らなければ、
肌トラブルを招く可能性があります。

ハイドロキノンの
性質・注意点・副作用など
しっかり知り、 正しく付き合いましょう。

 

ハイドロキノンの副作用は
大きく分けて2つあります。

 

①赤みや炎症による副作用
②長期使用による副作用

 

①赤みや炎症のよる副作用

ハイドロキノンは
刺激の強い成分です

人によっては肌に合わず、
炎症赤みを起こす場合があります。

使用する際は、
事前にパッチテストを行いましょう。

炎症や赤みがでてしまった場合は
使用を中止し、皮膚科医に診断してもらいましょう。

 

②6か月以上の長期使用による副作用

ハイドロキノンクリームを、
6ヵ月以上の長期使用により、
白斑の原因となる可能性があります。


6ヵ月以上の長期的に
同じポイントへの使用は控えましょう。
※濃度が5%以下のハイドロキノンクリームであれば、
一般的な使用状況下で白斑が起こった例は確認されておりません。

 


■シミはなぜできるの?

ここでは、
どうしてシミが出来てしまうのか
を解説していきます。

シミの主な原因は紫外線です。

しかし、紫外線を浴びてから、
すぐにシミになるわけではありません。

 

step1
紫外線を浴びると、

体内で活性酸素が発生します。
活性酸素はメラニンを作る
メラノサイトに刺激を与えます。


step2
刺激を受けたメラノサイト内で

チロシナーゼという酵素が働き
メラニン色素を過剰に生成します。

step3
過剰に作られたメラニン色素が

肌に沈着し、黒いシミとなります。

 

■ハイドロキノンの種類

ハイドロキノンには、2種類あります。

①純ハイドロキノン
②安定型ハイドロキノン

 

 

純ハイドロキノン
純度100%のハイドロキノンのこと。

不純物が混ざっておらず、
高い漂白効果を期待できます。

ただし、成分の安定性が低く、
肌への刺激が強いのが特徴です。

 

安定型ハイドロキノン
純ハイドロキノンに

その他成分(保湿剤や酸化防止剤)を混ぜて
安定化させたもの。

安定性が高く、
肌への刺激も抑えられます。

ただし、漂白効果は弱いのが特徴です。

 

■ハイドロキノンクリームの使い方

配合濃度が高いほど
効果を期待できますが、
全体に使うか・ピンポイントに使うかで
濃度を分ける
必要があります。

 

・顔全体の使用:1~1.5%
・薄いシミ等の部分使用:3~4%
・長年のシミ等への部分使用:5%〜

 

また、初めから4%超えの
高濃度ハイドロキノンを使用すると、
赤みなどの副作用が表れる恐れがあります。

 

3ヶ月ほどたって満足できない場合は、
少しずつ配合濃度を高めていく
のがおすすめです。

 

■ハイドロキノンクリームの商品紹介

おススメのハイドロキノンクリームをご紹介します。

ランテルノ ホワイトHQクリーム5.0

image

純ハイドロキノン5%配合
ピンポイントでの部分使いがおススメです。

 

ランテルノ ホワイトHQクリーム2.5

image

純ハイドロキノン2.5%配合
はじめてハイドロキノンクリームを使用する方におススメです

 

■ハイドロキノンクリーム ご使用時の注意点

ハイドロキノンクリーム使用中の
お肌はとても敏感です。
紫外線対策をはじめ、様々な注意が必要です。

 

①パッチテストの実施
②シミ以外の部分への使用禁止
③日中の紫外線対策
④赤みがでたら、使用中止
⑤長期間の使用禁止

 

①パッチテストの実施

ハイドロキノンは
刺激の強い成分です。


お肌に合わない場合、

赤みや炎症が起こる可能性があります。


ご使用前は必ず、パッチテストを行いましょう。

②シミ以外の部分への使用禁止

ハイドロキノンは、
メラニン色素を漂白する成分です。

シミ以外へのご使用は、
白斑
や、白抜けの原因
となります。

 

綿棒などを使用し、
シミからはみ出さないように塗ってください。

 

③日中の紫外線対策

ハイドロキノンクリームを
使用中のお肌は、
紫外線刺激に弱くなっています。


ハイドロキノンをご使用期間は、

日焼け止めで紫外線対策をしましょう。

④赤みやかゆみが出たら、使用中止

パッチテストを行っていても、
お顔に塗布した際に、
赤みやかぶれがでることがあります。


ご使用中に、
赤み・かゆみ・かぶれ等
お肌の異常が出たら、
すぐに使用を中止してください。


通常4日ほどで収まりますが、
続く場合はお近くの皮膚科専門医にご相談ください。

 

⑤長期間の使用禁止

ハイドロキノン成分を
長期間ピンポイントでご使用すると
白斑の原因となる可能性があります。


最大6ヵ月までのご使用とし、
次回ご使用再開まで2ヵ月以上期間を開けてください。